こんにちは。
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージ院を運営していて、
1店舗目がある程度軌道に乗ると、
必ず出てくる悩みがあります。
それが
「2店舗目はどこに出すべきか?」
という問題です。
先日も、こんな相談をいただきました。
—– Original Message —–
1店舗目は東京都内で開業し、
月商300万円を超えてきました。
スタッフも順調に増えており、
次は2店舗目をと考えています。
ただ、候補は2つあります。
・1店舗目のすぐ近く
・実家のある福井県福井市
実家には介護を
必要としている身内もおり、
いつかは地元に
恩返ししたい気持ちもあります。
ただ、高校卒業以来戻っていないので、
繋がりはゼロからの
スタートになるのですが…。
—— End of Message ——
こうしたご相談、本当に多いです。
結論から言います。
「どうしても地元に恩返ししたい!」
という熱い思いがあるなら止めません。
ただ、それが
絶対条件ではないなら、
2店舗目は 1店舗目の
近隣に出すことをおすすめします。
なぜか?
理由はシンプルです。
「1店舗目の延長線上で
勝てる確率が高いから」です。
・1店舗目の実績がある
・すでに患者さんを集められた
・施術者の採用ルートもできた
・商圏外の新規患者さんを
2店舗目に振り分けられる
・急な退職などがあっても、
近隣なら施術者をシェアできる
・スタッフ同士の人間関係トラブルも、
異動で離職を防げる
これらすべてが
「近隣で出すメリット」です。
ゼロからの再スタートではなく、
すでに成功している
“型”を横に増やすイメージ。
だから、
・ 新規集客でしくじる
・ 採用で困る
といった
リスクが最小化できるんです。
もちろん、
最初から「全国展開!」
というビジョンがある方もいるでしょう。
あるいは、「どうしても地元で!」
という強い思いを持つ方もいます。
そうした特別な理由があるなら
挑戦するのもアリです。
ただし、そうでないなら、
まずは1店舗目と近い場所に
2店舗目を出して、
両方をしっかり黒字化する。
このステップを踏むのが、リスクを
抑えつつリターンを
最大化できる王道ルートだと思います。
そして黒字で
蓄積したキャッシュを使って、
さらに次の1店舗を…と進めていけば、
「最速最短で規模を拡大」
できるのです。
2店舗目は、経営者にとって
大きなターニングポイントです。
ここでの判断が、
その後の成長スピードを
決めると言っても過言ではありません。
だからこそ、焦らず、
でも確実に勝ち筋を選びましょう!