タニタが仕掛けた“正社員を業務委託化”の真実

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、「体組成計」で
有名な健康機器メーカーである
タニタ」の谷田千里社長の
講演聞いてきまし

実はこの講演、
かなり衝撃受けまし

なぜかというと、
タニタといえば働き方改革として
正社員から業務委託に切り替える制度」 
導入しことで有名です。

「働き方改革」とか「新しい雇用の形」
といっ言葉はよく耳にしますが、
実際にそれ企業として実行して
成果出している事例は、
まだまだ少ないですよね。

タニタが挑戦し働き方革命とは
どんなものかというと、、、

・基本業務は契約書に明記

・追加業務があれば
 別途報酬(収入は青天井)

・契約期間は3年単位
 (すぐに仕事がなくなることは無い)

ポイントは、
「会社員とフリーランスのいいとこ取り」
のような形です。

会社員の場合は、
どれだけ会社が儲かっても
年収が2倍、3倍になることはありません。

しかし、この仕組み
取り入れ結果、年収が
数百万円アップしもいます。

理由はシンプルで、
正社員ではなく業務委託として
タニタから仕事受ける
個人事業主になることで
節税メリットけられること。

さらに成果に応じて
報酬が上がるので、
やればやるだけ
収入が増える仕組みになっているんですね。

僕は正直、
「これ、かなりメリットが大きいな」
と思いまし

働く側のメリットとしては、

・節税効果(青色申告控除など)

・経費計上ができる
 (パソコン、家賃の一部、書籍購入費など)

・売上1,000万円以下なら消費税免税

・成果や実績が“自分のもの”になる

・時間や場所に縛られず自由に働ける

・スキルの幅が広がる

実際、講演でも
「やる気のある人にとっては
 チャンスが広がる仕組み」
だと強調されていまし

もちろん企業にとっても
大きな利点があります。

・社会保険の会社負担が
 不要(厚生年金・健康保険)

・契約更新制なので、
 柔軟に人員調整ができる

・景気変動への対応がしやすい

固定費の圧縮ができ、
経営の安定性が増すわけです。

だし、
いいことばかりではありません。
注意すべき点も当然あります。

・(3年の)契約が切れれば収入ゼロ

・失業保険・雇用保険が使えない

・社会保障が薄くなることも

これはデメリットといえるかもしれません。

じゃあどうすればいいのか?
答えは簡単で、
「需要のあるスキル持つ」
ということです。

訪問鍼灸マッサージ院の施術者は、
業務委託で働くという方も多いですが、
高齢社会の中で需要があるので、
仕事が途切れるリスクは少ないでしょう。

だし、施術だけ上手ではダメで、
施術報告書まとめる能力や
ケアマネやドクターとの
コミュニケーション能力なども
求められるでしょう。

訪問鍼灸マッサージ院の
営業マン(相談員)も
月収30万で
雇われている場合ではありません。

対面営業が出来るということは、
訪問鍼灸マッサージ業界では
貴重なスキルになります。

営業が得意な方は、
本当に天井知らずの収入
得られる可能性もあります。

事務員さんだって、最低時給で
雇われている場合ではありません。
レセプト作成や
ニュースレター作成などの事務作業は
AI上手く活用すれば、
サクっと仕上げることも可能でしょう。

1社だけに所属するのではなく、
複数社の訪問鍼灸マッサージ院の
事務作業丸っと
対応することも出来るでしょう。

正社員ではなく、
フリーランス(業務委託)と聞くと、
特別なスキルや能力がないと
厳しいのではないかと
思うかもしれませんが、
「今のスキルで十分戦える」部分は多いです。

今回の谷田社長の講演聞いて、
改めてこう思いまし

これは、昔から言っていますが、
正社員で一生安泰」
という時代ではありません。

個人事業主・業務委託という形が
受け入れられるように
なっていくことは間違いない。

企業にとっても固定費削減のメリットがあるし、
個人にとっても
「自分のキャリア自分のものにできる」
という大きな魅力がある。

だし、スキルと
需要見極める力は必須です。

ここ意識できる人こそ、
これからの時代に生き残っていけると思います。