こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
WBCが終わり、
高校野球(春の甲子園)も終わり
アメリカの大リーグと
日本のプロ野球が開幕しましたね。
野球好きの方であれば、この時期は
やはりワクワクするのではないでしょうか。
今年の開幕戦では、
なんとルーキー2人が
開幕投手に抜擢されました。
(巨人・竹丸和幸投手&
ロッテ・毛利海人投手)
しかもその、二人とも開幕戦で
歴史的快挙を成し遂げてしまいました。
すごいですよね。
開幕投手といえば、
そのチームの“顔”です。
普通に考えれば、
経験豊富なベテランや、
実績十分のエースが任されるポジションです。
それを、あえて新人に任せる。
これは、なかなかできる
決断ではありません。
当然、周囲からは
「本当に大丈夫か?」
「まだ早いんじゃないか?」
「開幕戦でそんな賭けをするのか?」
という声もあったでしょう。
でも、監督はそこで勝負したわけです。
このニュースを見ていて、僕は
「ああ、これって訪問マッサージの
経営と同じだな」
と感じました。
訪問マッサージの現場でもありますよね。
新規の患者さん対応。
施設への初回対応。
新エリアの立ち上げ。
ケアマネさんとの新しい関係づくり。
こういう場面になると、
どうしても経営者や管理者は思います。
「ここは経験者に任せたい」
「ベテランの方が安心だ」
「失敗したら困るから、まだ新人には早い」
うん、その気持ちはよく分かります。
開幕戦をルーキーに任せるのが
怖いのと同じです。
でも、です。
あえて新人にマウンドを任せることで、
チームが一段階強くなることがあるんです。
これは野球でも経営でも同じです。
新人に責任ある役割を与える
最大のメリットは何か?
それは、成長スピードが
一気に上がることです。
ブルペンでいくら良い球を投げても、
公式戦のマウンドとは
プレッシャーが違います。
練習試合と、開幕戦では空気がまるで違う。
訪問マッサージも同じです。
学校や職場の研修で
学ぶことはもちろん大切です。
現場同行も必要です。
ロープレも大事です。
でも、本当に人が育つのは、
やはり“実戦”なんですね。
患者さんとの信頼関係づくり。
訪問スケジュールの調整。
報告・連絡・相談の質。
想定外への対応力。
こうしたものは、実際に
打席に立ってみないと磨かれません。
ベンチで見ているだけでは、
一人前にはなれないんです。
そしてもう一つ大事なのが、
新人の挑戦は、既存スタッフにも
刺激を与えるということです。
野球でもそうですよね。
若い新人選手が思い切って腕を振る。
一塁ベース迄全力で走る。
相手のエースに対して必死に食らいつく。
すると、ベテランにも火がつくんです。
「若いやつがここまでやるなら、
自分も負けていられない」
この空気がチームを強くします。
ただし、
ここで勘違いしてはいけません。
大事なのは、任せ方です。
野球でも、ルーキーを
開幕投手にするといっても、
「はい、あとは一人で何とかしろ」
ではありません。
キャッチャーがいて、内野手がいて、
ベンチがあって、投手コーチがいて、
みんなで支えるわけです。
訪問マッサージも同じです。
丸投げはダメです。
・役割と期待値を明確にする
・すぐ相談できる先輩をつける
・定期的に振り返る機会をつくる
この3つがあるだけで、
新人起用の成功率はグッと上がります。
言うなれば、
先発は新人でも、チームで勝つ体制をつくる
ということです。
人材不足が続くこの業界では、
「育ってから任せる」では
遅いこともあります。
むしろ、
任せることで育てる
この発想が、
これからますます大事になるでしょう。
「まだ新人だから不安」ではなく、
「新人だからこそ、勢いがある」
「新人だからこそ、化ける可能性がある」
そんな視点を持ってみると、
組織の景色は変わってきます。
開幕戦でルーキーを起用する。
一見、無謀に見えるかもしれません。
でも、その決断が、
シーズンを変えることがある。
訪問マッサージ院の経営でも同じです。
思い切った起用が、
事業所の新しい成長の
きっかけになるかもしれません。









