こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
制度改定の話題が出始めると、
業界は少し落ち着かなくなります。
「また何か変わるらしい。」
「報酬は下がるのかな。」
「今のままで大丈夫だろうか。」
こんな会話が増えてきます。
もちろん、
制度の情報を集めることは大切です。
でも、僕は以前から
少し不思議に
思っていることがあります。
それは、制度改定のたびに
大騒ぎする院と、
そうでない院があることです。
この違いは何でしょうか。
僕は、その答えはとても
シンプルだと思っています。
制度で経営している院は慌てる。
地域で経営している院は慌てない。
少し厳しい言い方かもしれません。
でも、本質は
ここにあると思っています。
例えば、もし明日、
報酬が少し下がったとします。
その瞬間に
経営が苦しくなるのであれば、
それは制度に依存した
経営だったということです。
一方で、地域の
ケアマネジャーから信頼され、
ご家族から感謝され、
「あの院なら安心」と
紹介が続いている院はどうでしょう。
もちろん影響は受けます。
でも、
制度が変わったからといって、
地域からの信頼まで
なくなるわけではありません。
決った制度は変えられません。
でも、信頼は積み重ねることができます。
経営とは、
「変えられないもの」ではなく、
「変えられるもの」に
時間を使うことだと思っています。
ところが、多くの院は逆です。
制度改定の資料は何時間も読み込む。
でも、ケアマネジャーに
会いに行く時間は取らない。
新しい算定要件は細かく調べる。
でも、自院が地域で
どう見られているかは考えない。
これでは、制度が変わるたびに
右往左往してしまいます。
少し考えてみてください。
10年後も残っている院は、
どんな院でしょうか?
制度を一番知っている院でしょうか。
僕は違うと思います。
地域から一番必要とされている院です。
制度は数年ごとに変わります。
でも、
「困ったらあの先生に相談しよう」
という信頼は、
そう簡単には変わりません。
だから僕は、
制度改定のニュースを見るたびに、
自分へこんな質問を投げかけています。
「制度が変わっても、
患者さんやケアマネジャーは
僕たちを選んでくれるだろうか。」
もし、その答えに自信があるなら、
制度改定は恐れるものではありません。
もし少し不安があるなら、
それは制度の
勉強を増やすサインではなく、
地域との関係を深める
サインなのかもしれません。
制度改定は、
経営を見直す良いきっかけです。
ただし、見直すべきなのは
制度ではありません。
「制度に頼る経営」から、
「信頼で選ばれる経営」へ。
その視点を持てる院は、
制度が変わるたびに強くなっていく。
僕は、そんなふうに考えています。









