コロナ禍でのオンライン・・・

採用

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

今日は、zoomを使っての
オンライン会社説明会を行いました。

新型コロナウィルスの影響もあり、
3月から4月にかけて、
当社にもビックリするくらい
多くの求職者様の応募がありました。

その数、約400名…。

会社の募集ページをみた方に
ご応募いただいたわけですが、

その中から、書類選考や
一次選考・二次選考を通過した
21名の求職者様に対して、
オンラインでの会社説明会を開催しました。

ただ、今も昔も
人を雇用するって本当に難しいです。

採用や教育はもちろん、
法律面とか資金面とか場所とか、
いろいろ難しいことがあります。

ただ、そこは大きな問題ではないかなと思います。

一番、大きな問題は、
自分自身が人を雇用することに対しての
考え方にあります。

人を雇用する際の考え方

もし、あなたが、
理想主義的で完璧主義なのであれば、
雇用はうまくいかない確率が高いでしょう。

なぜなら、
雇用する人は、当たり前ですが、
あなたとは違う人だからです。

住んでいる場所も、
今まで育ってきた環境も、
全てにおいてあなたとは違う人なので
あなたが何を思っているか、
どういう要求を持っているのか、
どのようにしてほしいのかを、
完璧に理解することはできません。

例えば、あなたが当たり前のように
行っている毎月のレセプト業務。

患者さんごとに施術回数や負担請求額を計算し、
印鑑を貰って、封筒に入れて、毎月10日に
必着するようにポストに投函する。

この業務を、毎月7日までにやってほしいと思っても、
それを完璧に再現することは100%不可能です。

なぜなら、雇用されたスタッフは
違う人格なわけですから、
やり方もやる気も能力も全部違うわけです。

なのに、月給や時給を払って
雇っているのだから
全部完璧にやってくれないとダメと思い込んでいると、
どんどんイライラが溜まってきてしまいます。

そして、最終的には

「もぅーーーーーー、自分でやるからいいよ!」

ってなって、しまいます。

そうなると、仕事を取られた人は
何もやることがなくなり、
静かに退社していきます。

そして、振り出しに戻る。

なので、人を雇う際の心構えとしては、
まず相手が自分ではないという、
超当たり前なところから考え直す必要があります。

自分じゃないから、
自分と同じようにはできないのです。

また、自分じゃないから、
しっかり伝えないと
半分も伝わらないのです。
(その為に、業務マニュアルなんかが必要になってきます)

この仕事なら、僕ならこういう風に仕上げるので、
あなたにも、こんな風にやってほしいなーー、って
心のなかで思ってていても、
そのとおりにことが進む確率は、
ほぼ0%でしょう。

これは、従業員さんのレベルが低いとかではなく、
そもそも別人格の人に100%を求めるのが
間違っているということですね。

ただ、訪問鍼灸マッサージのお仕事って
やることは単純で難しい事は無いので、
人に任せていける業務は多くあります。

院長の自分しかできないと思っている方も、
おそらく、90%以上の業務が
時給で働いてくれるパートさんでも出来てしまいます。
(しっかり、仕組み化できればですけどね)

なので、まずは業務を細分化して
人に任せやすいように組み立てなおしてから、
雇用していくといいですね。