こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先週末に鍼灸マッサージの
国家試験が行われて、
3月に合格発表があります。
既に解答速報などが
各種サイトで発表されていますので
受験生は、おおよそ受かったか落ちたかの
目途は経っていると思います。
僕自身も鍼灸師、マッサージ師の資格を
取得したのは2005年でした。
その他に持っている資格と言うと、、、
・普通自動車免許
・英検3級
、、、、
思い出そうとしましたが、
多分、これくらいかと思います(笑)
ただ、世の中には資格取得に
命を懸けるくらいに頑張っている人って
結構いらっしゃいます。
現在、弊社で人材採用の
面接などをしているのですが
求職者様のプロフィールを見ると、
資格の欄にこれでもかというくらい
記載している人もいます。
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【所有資格欄】
行政書士
宅地建物取引士
日商簿記1級
Microsoft office specialist Excel 2013
Microsoft office specialist Word 2013
調理師
情報処理技能検定1級
ワープロ実務検定1級
建築施工管理技士
土木施工管理技士
建設経理士2級
日本語検定
漢字検定2級
色彩検定2級
日本酒検定2級
秘書検定2級
和ごはんマイスター
チーズソムリエ
インテリアコーディネーター
珠算 1 級
漢字検定準 1 級
TOEIC 876 点
普通自動車運転免許
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これ以外にも、現在は
社労士、ファイナンシャルプランナーの
資格取得のために勉強中とのこと。
これだけ資格を取得して、
更に新たな資格取得を
目指しているとのことですから
とても賢いのだと思います。
でも、この取得資格一覧をみると、
「ところで、何を目指しているの?」
と突っ込みたくなります^^
世の中には資格さえ取れば安泰という
イメージがあるので、
とにかく資格を取れば自分の
価値が上がると
勘違いしてしまう人もいます。
僕は、基本的には、
資格なんていらないと考えています。
特に経営者として
活動する人にとっては。
僕は、
・鍼灸師(2005年取得)
・マッサージ師(2005年取得)
・普通自動車免許(1999年取得)
・英検3級(1994年取得)
の資格を持っていますが、
今はほとんど活用していません・・・。
資格取得に関しては、
「期限内に成果を出す」
という能力に磨きが掛かってきます。
従業員としては
「期限内に成果を出す」
という能力は重宝されますが、
経営者(院長)は、それとは
違った能力が求められます。
たとえば、僕は2008年に
「訪問マッサージ 開業マニュアル」
という254ページの書籍を書いて、
インターネット上で販売しました。
これは、誰かに
「これをやった方がいいよ」と
言われて書いたものではありません。
当時は、鍼灸師、マッサージ師の
国家資格を持った人が90日間で
集客や同意書やレセプトを学び
独立開業するノウハウが
世の中にありませんでした。
単純に自分で実践してきて、
結果のでてきた方法を
「今からがんばる人、
がんばっているが結果の出ない人」
に伝えたいという想いで、
始めたものでした。
治療院の業界において、
特に国家資格と呼ばれる資格には
ある程度の価値があります。
特に鍼灸師、マッサージ師、
柔道整復師などの独立開業権がある
資格は重宝されがちです。
ただ、治療院業界の中でよくあるのが
いわゆる
「柔整鍼灸師」と呼ばれる人たちです。
最初に柔道整復師の資格を取ったけど
それだけだと患者さんを治せないので
鍼灸の資格も取得したほうがいいのでは?
逆もしかりで、
最初に鍼灸の資格を取ったけれど、
世の中の鍼灸のイメージは
「イタイ、アツイ」なので
需要がないのでは?
鍼灸の資格だけでは不安なので
柔道整復師の資格も
取得した方がいいのでは?
ということで、世の中には
「柔整鍼灸師」と呼ばれる人たちで
溢れています。
柔整の勉強、そして鍼灸の勉強をして
資格取得をすることに
価値が無いとは思いませんが、
かかる費用と時間を天秤にかけると
ちょっと考えたほうが
良いのではと思ってしまいます。
資格を多く持っている人と、
現場で活躍する人は
あまりにも別物なので、
混同してはいけません。
大事なのは、
「世の中の不を
どうやって解決するか?」
「目の前で困っている人の問題を
どうやって解決するか?」
という視点です。
その解決にどうしても
資格が必要であれば資格を取得すれば
良いですし、
自分以外の誰かの資格を使って
解決してあげれば良いのです。
人が抱えている悩み
(不安、不満、不便など)を
見つけて解決してあげるところに、
資格のある、なしは関係ありません。
資格マニアにはならないように
くれぐれも注意してくださいね^^