こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
6月は自社の決算月になります。
訪問マッサージの保険収入については、
消費税は掛かってきませんが、
弊社の場合は、その他の売上に
全て消費税が掛かってきます…。
消費税については、理論的には
売上が上がった段階で
消費税分は頂いているもので
それを返す……と
頭で分かっているのですが、
口座の金額がガクンと減っているのを
目で見ると「ウゥッ…」と来ます。
会社設立から2年間は
消費税は免除されますが、
3年目以降に消費税が
ドカンと来たときのショックから、
今では、税金支払い用として
別口座を用意して
準備するようにしています。
会社の経営をしていく中で、
やはりお金のやりくりの問題は
避けては通れません。
あなたは、
【勘定合って銭足らず】
という言葉を聞いたことが
あるでしょうか?
経営や経理・財務を
少しかじっている方であれば
ご存知の方も多いと思いますが、
治療院関係の院長の
相談に乗っていると
【勘定合って銭足らず】の状態で
日々、大変な思いをされている方が
多いです。
治療院経営のスタイルの一つで、
院長が現場の事を取り仕切り、
経理を奥さんに任せているパターン
というのは多いです。
このパターンの多くの場合、
院長よりも奥さんの方が
治療院(会社)の資金繰り実態を
把握されています。
院長は、税理士さんが作ってくれた
決算書に一応は目を通しますが、
BSやPLなどは理解不能という状態です。
もちろん、預金通帳や現金出納帳は
経理の奥さんに任せっきりで、
ほとんど把握していないのです。
こういう状況は本当に
よくあるケースです。
こんな状況下において、
院長は、税理士が作ってくれた
決算書をみて、”今期は黒字だから
節税しないと納税が大変だ!”
と指摘を受けています。
一方で、経理を任せている奥さんからは、
月末や給料支払い日になると
いつもお金がないお金がないと
愚痴を聞かされ、うんざりしていま
そこで、院長は奥さんに
「税理士から節税しろと
言われるくらいうちは黒字なのに
なんでお金がないんだ!
おかしいだろ!」
そういわれ、経理の奥さんは、
「そんなこと言ったって、
実際にお金が足りないのだから
仕方ない
院長
「お前の管理がおかしいから
そうなるんだ。
金がないのはオカシイ
まさか、会社のお金を
コッソリへそくりしてるんじゃ
ないだ
うちの院は間違いなく
黒字なんだぞ!」
こういったやり取りは、
そこら中で
あるかもしれません(笑)
これは、院長は損益計算書からの視点、
奥さんは資金繰りからの視
話をしている為にすれ違いが
起きてしまっているのですね。
いわゆる、「勘定合って銭足らず」の
典型的なパターンです。
特に金融機関から
融資を受けている治療院は、
いくら1000万円の
黒字が出たとしても、
毎年の返済が2000万であれば、
預金通帳に現金は残りません。
「勘定合って銭足らず」に
ならない為にも、
・自分の治療院では、
いくら運転資金が必要か?
・資金ショート起こさないための
安全ラインはどの程度か?
といったことを奥さんに任せずに
院長自身で理解しておく必要があります。
そういうことが分かっていれば
安心して治療院経営に取り組めます。
そして、
経営者である院長の心が
安定できれば、間違いのない決断、
選択ができますからね^^