こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
突然ですが、あなたは
この物語ご存知ですか?
↓↓↓
—- Original Message —–
月曜日の朝、外は激しい雨…。
出勤途中に子供を
学校で降ろすつもりで
法定速度を50kmもオーバーして
激走する自動車。
そこに道路の脇から
飛び出してきた、歩行者がいた。
慌てて歩行者を
避けようと思ったが、
判断が遅れてしまい、
対向車線を走るトラックと
激しく正面衝突した。
瞬く間に、自動車は大破、
運転者だった父親は即死。
後部座席に坐っていた少年は、
頭部を強打して意識を
失っていたものの、
どうやら生命はとりとめそうである。
少年は脳神経外科の
手術ができる大病院に、
救急車によって即時運び込まれた。
当直の医師の判断では、
緊急の手術が必要だとのこと。
すぐに脳切開手術の用意が整えられた。
幸いにもこの病院には、
同じような症例の大手術を
何回もこなしたスゴ腕で
著名な脳外科医の
”ドクタースミス”がいた。
この世界的権威のある
ドクタースミスは、
ヨーロッパやアメリカの
学会にも招ばれて、
何度も講演したことのある、
この分野での名医の中の名医だ。
ところがこの脳外科医は、
手術室に横たわる患者を見て、
手にしていたメスを
取り落としてしまった。
そして、この脳外科医は言った。
「この患者はわたしの息子である。
ダメだ、手が震えてメスが握れない…。
だから、わたしにはこの手術はできない」
—— End of Message ——
さて、問題です。
この脳外科医のドクタースミスと
患者との関係はいかに?
・・・答え、わかりますか?
ちょっと考えてみて下さい。
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(どうですか?考えましたか?
考えてませんよね^^
もうちょい、想像してみて下さい)
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うぅん??
「はい、養子縁組の
お子様だったのでしょう!」
「はい、瓜二つの双子の
息子だったのでしょう!」
「はい、浮気相手の
お子さんだったのでしょう!」
「はい、ホームステイで
滞在中の外国の
お子さんだったのでしょう
(なるほど。そういったことも
無くはないですが
ちょっと、違う感じがします…。
答えは、凄くシンプルです。)
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それでは、答えです。
答えは、
「お医者さんは、
息子の母親だった。」
です。
・・・
「あぁぁぁ~~~~。
そういう事ね。」
って思われたのでは
ないでしょうか^^;
おそらく、無意識の内に
このお医者さん(ドクタースミス)は
男性だと思っていたと思います。
この物語、確かに
ツッコミどころはあります。
・息子が大怪我をして、
手術室に入るまで
我が子の危篤状態を
知らない母親がいるのか?
・自分の息子なら本気で
向き合って手術しろよ!
など、突っ込みたくなる部分は
あると思います。
しかし、
・脳外科医のドクター
・世界的権威
・名医の中の名医
・米国や欧州での学会講演
・ドクタースミという名前
(男性っぽい)
という情報から先入観で、
この医師は男性であると
思ってしまったと思います。
というわけで、
僕もあなたと同様に
見事に引っかかりました。(笑)
やっぱり、医者といえば
なんとなく男性をイメージしますし、
そこから更に、
脳外科医、世界的権威、名医、
米国や欧州で学会、ドクタースミス
氏という
情報が加われば、
この医師は男性だと
思い込んでしまいます。
このように、僕たちは
たくさんの思い込みを持って
人生を生きています。
訪問マッサージ・訪問鍼灸においても
このような現象があります。
もし、あなたが雇われの
鍼灸(のみ)師で手取り給料が
月額15万円だった場合に、
訪問鍼灸で独立開業していて、
月100万円稼ぐ鍼灸師を見ると、
「あの人は、
スゴイ技術があるんだ!」
「あの人だから、
実現できたんだ!」
「あの人は、特別だから・・・」
と感じてしまうと思います。
つまり、鍼灸師が月100万円を
稼ぐには
「特殊な才能がないとできない!」
と思ってしまっているのです。
なぜ、このように感じるかというと、
鍼灸(のみ)師として、
月に100万円稼ぐまでの
道のりを
イメージできていないからです。
しかし、訪問鍼灸で
独立開業している人であれば、
「独立開業して半年後に
月商100万円を達成」
と聞けば、実際に
現場でどのようなことをしたのか、
また、どうやって新規集客したのか、
どれくらいの患者数を
施術しているのかは、
容易に想像がつくと思います。
そして、訪問鍼灸において、
正しいノウハウを学んで、
正しい努力を継続できれば
自分でも可能だということが
わかってくるはずです。
なので、もし訪問鍼灸において
天才がいるとしたら、
それは間違いなく“努力の天才”でしょう。
実際に月100万を達成するためには
泥臭い努力を人一倍
繰り返す必要があります。
なので、
鍼灸師は病院で電気付けの補助員、
鍼灸師は整骨院でモミモミほぐし要員、
鍼灸師は独立開業しても
成功率はほぼゼロ、
という先入観だけで、
行動をしないのは勿体ないです。
訪問鍼灸としての
正しいやり方がわかって
継続することができれば、
再現可能なのですから。