こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
介護業界の人手不足が
深刻化しているようです。
↓↓↓
—– Original Message —–
「ヘルパーの4人に
1人が高齢者 介護業界の
人手不足が背景」
介護が必要な人の自宅などを訪問し、
日常生活を助ける
ホームヘルパー(訪問介護員)の
4人に1人が65歳以上の
高齢者であることが、
公益財団法人
「介護労働安定センター」の
調査で分かった。
介護業界の中でも
ヘルパーは人手不足が著しく、
高齢者が支え手となっている
状況が浮き彫りになった。
(Yahoo!ニュースより、、、)
—— End of Message ——
当院の患者さんとの
会話の中で、
「お世話になっていた
ヘルパーさんが辞めちゃったのよ~。
色々と気が利いて
良い人だったんだけどね・・・」
と残念がっていました。
また、僕が住んでいる近所でも、
介護関連の施設や事業所が
倒産している事業所がいくつかあります。
あなたもケアマネ営業に行ったら、
既に潰れていた・・・
という経験も
あるのではないでしょうか。
きっと、あなたの地元でも
介護系の事業所が倒産になったという
ケースを目にしたことがあると思います。
でも、そもそもですが、
なぜ、人手不足によって、
倒産してしまうのでしょうか?
仕事はあるのに、
その仕事をやってくれる人材がいないため、
事業継続が困難になるのが
人手不足倒産です。
仕事はあるのですから、
人を集めることができれば、
事業は継続できるのです。
でも、肝心の人を集めることが
できないところが
大きな原因となっています。
特に、介護系、運送系、
飲食系は厳しいようです。
いくら広告を出しても
応募が1件も来ないなんて話は
ザラにありま
地元のハローワークに
行ってみると分かると思いますが、
介護系はどこもかしこも
求人を出しまくっています。
報道系の番組でシングルマザーの方が、
「コロナで仕事が
無くなってしまって・・・
これから子供を養っていくのに
どうしていけば良いのか・・・」
というシーンがありますが、
介護業界で働いている人から見たら
「こっち(介護業界)は
一杯仕事あるから来てーーー!」
と見ているようです。
とはいっても介護業界は
採用に関してはほとんど
反応がないと嘆く経営陣も多くいます。
仮にやっと採用できたと思っても
ハードワークや夜勤や人間関係が原因で
すぐに辞めてしまって、
全く定着しないのです。
どれだけ広告費を掛けて
募集をかけても応募が全然集まらない。
苦労の末、せっかく採用したとしても
半年以内で離職してしまい定
(※儲かるのは
介護系人材紹介会社だけだよ・・・)
月給23万給料を
月給30万にするなど、
給与面や勤務時間などの条件を
良くすれば多少は状況は
改善するかもしれませんが、
人件費を上げてしまうと
利益が残らなくなるし、
夜勤はイヤだと言われたら、
そもそも事業として成立しません。
この人材不足倒産については、
介護系、運送系、飲食系だけの
話ではありません。
訪問鍼灸マッサージ業界においても
「患者さんはいるけれど、
施術者がいないので廃業します…」
とう治療院が
増えていく可能性があります。
高齢化社会がピークを
迎えると言われている
2025年に向かっては、
患者さんの数はどんどん増えていき、
仕事の依頼も増えていくことでしょう。
しかし、その一方で、
施術者の数はグングン
増えていくわけではないので、
採用は厳しくなっていくでしょう。
同じ訪問治療という仕事を
勤務してやるのであれば、
給料や勤務時間や休暇などの
待遇面が良い職場を
選ぶのがフツーの感覚です。
そうなると、二極化が激しくなり、
上記のような職場環境を
提供できる会社は、
生き残れますが、
弱小零細治療院は人材不足倒産の
危険といつも
隣り合わせの状況になります。
人手不足倒産を避けるためには、
・求職者にとって魅力的な職場
・施術者が「辞めたくない」と
思う職場
であり続けることが重要です。
ご縁のあった施術者が
「ここの治療院で働きたい」
と思う職場を作る事が
大事になります。
そのような環境を整えたうえで、
しっかりと求人活動を行っていく。
患者さんを増やす、集患活動よりも
施術者の求人活動の方が
難しいと言われています。
しかし、難しいと言って
対策を打たなかったら
人材不足倒産してしまいますので、
地域の同業他社の
訪問マッサージ会社との
違いをアピールするなど、
弱者ならではの強みを
生かした対策が必要ですね。