こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
日本訪問マッサージ協会では、
創設以来、全国各地の視覚障害者の
鍼灸師、あん摩マッサージ
指圧師の先生から
多くのご相談を頂いてきました。
その中で、特に多いものは、
『訪問マッサージ事業を
支援してくれる
良いパートナーが欲しい』
『視覚障害者でも扱える
レセプト請求ソフトは無いか』
『国家資格を持った
あん摩マッサージ指圧師として
プライドを持っ
というお声です。
視覚障害をお持ちの施術者さんが
社会進出していくためのキッカケとして、
訪問鍼灸マッサージに
挑戦したいと考える方は
今後も増え続けていくことでしょう。
ただ、それを実現するには、
・施術所内の衛生、
安全管理に関する介助
・カルテ処理などの事務介助
・在宅ケアの際の移動介助
といったサポートが、
どうしても必要です。
しかし、彼等が心から求めているのは、
決して一方的に支援されることではなく、
自らの存在を必要とされ、
役に立つことなのです。
障害の特性を理解する世の中、
また、多様な働き方に対応する
世の中になりつつある今、
視覚障害の施術者と
オーナーとの相互理解が
これからの在宅医療に
不可欠な課題です。
視覚障害を持った
施術者さんの中には、
脳卒中などで四肢に障害を負い、
「これから生きていても
しょうがない、死にたい…」
という後ろ向きな
発言が多い患者様に対して、
障害を持つ立場の一人の人間として、
精神的なケアもしていきたい
という使命感を持ち、
患者さんと強い絆を
結んでいる方が多いと聞きます。
突然の病によって
身体の自由が利かなくなってしまい、
寝たきりや車いすでの生活、
また介護が必要な状況になってしまっ
患者さんに対して、
その気持ちを誰よりも理解できるのは
自らも視力に障害を抱えた
施術者の先生です。
そんな、患者さんに
寄り添うことができる
施術スタッフをパートナーに迎えられたら、
間違いなくあなたの治療院の
大きな戦力になってくれることでしょう。