こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
さて、今回は僕が投資について
ど素人だった時代に
メガバンクの応接室に
招かれた時の話をシェアいたします。
当時、僕は在宅の現場で
汗水流して稼いだお金を
とあるメガバンクさんの
口座に貯めていました。
そこそこの金額が貯まったので、
これからどうしようかなと
考えていた時に
銀行側から直接
こんなお手紙が届いたのです。
↓↓↓
—- Original Message —–
藤井 宏和さま
拝啓
平素は格別のお引き立てを賜わり、
厚くお礼申し上げます。
このたびは藤井様の大切なご資産を
弊行に御預入れ頂き、
誠にありがとうございました。
私どもでは、藤井様のお考えをお伺いし、
今後のライフプランに
合わせたご資産の
設計をご一緒に
考えさせて頂きたいと存じます。
ご都合のよろしい時に、
お気軽に窓口へお立ち寄りください。
あらかじめお電話いただければ、
お待たせすることもございません
藤井様のご来店を
心よりお待ち申し上げております。
敬具
(●●銀行 〇〇支店より)
—— End of Message ——
貯まったお金を
この先どうしようかなと
考えていたタイミングで
届いたお手紙です。
メガバンクさんが、
僕の考えを聞きながら
ライフプランに合わせた
資産の設計を考えてくれるのか!
と思って、テンション上がって
すぐに電話でアポして
日程調整しました。
そして当日、銀行の窓口に行くと
「藤井様お待ちしていました、
奥の方へどうぞ・・・」
とのご案内です。
「奥の方へ???」
あなたは、銀行の奥の方に
入ったことありますか?
僕は銀行と言えばATMを利用するか、
窓口でちょっとした
手続きをするくらいしか
経験が無かったので、
「奥の方へどうぞ・・・」
と言われてしまって、
ドキドキ感がマックスです。
そしてご案内されたのが、
銀行の応接室というところです。
重厚な雰囲気のお部屋の中で、
メガバンクの専門スタッフさんが
これから僕のライフプランに合わせて
最適な資産運用を提案してくれると
思って期待は膨らむばかりです。
軽く世間話をした後に
こんな感じのご提案を頂きました。
・藤井様のご年齢ですと
こちらの商品が・・・
・お子様もいらっしゃいますので
このような商品も・・・
・将来的に介護が必要になった時の
リスクを考えてこちらの商品も
・日本ではなくアメリカの
保険も人気が高く・・・
・藤井様のご資産の場合は、
この辺りの商品がおすすめかと・・・
等など。
正直なところ、投資や資産運用について
ど素人でしたので、ご提案を聞いても
良く分からなかったです・・・。
ただ、メガバンクさんが
悪い商品を勧めてくるはずがない!
そんな想いがあったのは確かです。
その日は、一旦ご提案頂いた商品の
パンフレットなどを
持って帰宅しました。
帰宅した後に、知人のFP
(ファイナンシャルプランナー)に
「今日、銀行の応接室に招かれて
こんな商品を提案されたんだけど
正直なところ良く分からなくて。
ただ、金融知識豊富な
銀行のスタッフさんが
提案してくれたので
悪いものではないと思うのだが
実際の所、どう思いますか?」
と相談しました。
すると、彼から返ってきた
答えが衝撃だったのです。
FP
「藤井さん、これらの
商品 全部 ダメですよ!」
藤井
「えっ!!! そうなの?
でも、銀行さんがぼくのことを考えて
資産が増えるように
提案をしてくれたのでは?」
FP
「藤井さん、そんなこと
あるわけないじゃないですか!
冷静に考えて下さいよ。
銀行さんも商売をしてるんですよ。
銀行さんの儲けは、
これらの商品を購入する際の手数料です!
この商品の購入手数料
みてください、3%ですよ。
こちらの商品については
5%の手数料になってますよ。
1000万円分購入したら
50万円の手数料が
銀行に入ってくるの
最終的な判断は
お任せしますが、個人的には
これらの商品は
絶対オススメしません!」
その当時は、手数料って
数%程度かかるのが
普通なのかなって思ってました…。
今なら分かりますが、
ご提案頂いた
商品はやっぱり全部ダメ商品です。
もしかしたら、あなたも将来的に
銀行預金がそこそこの金額になったら
銀行さんの応接室に呼ばれて
舞い上がってしまうことが
あるかもしれません。
でも、注意してください!
銀行さんがおすすめする商品は、
「あなたにとっておすすめの商品」
ではなく、
「銀行さんがおすすめしたい商品」
である可能性が極めて高いのです。
1000万円分購入したら
50万円の手数料が入ってくる商品と、
1000万円分購入しても
1万円しか手数料が入ってこない商品で
銀行さんとしても50万円の
手数料が入ってくる
商品を全力で案内してきます。
そして、1万円しか
手数料が入ってこない商品は、
たとえ商品内容が
素晴らしかったとしても
存在自体を必死に隠します^^
銀行さんとしては、
藤井の資産がどうなろうと、
あなたの資産がどうなろうと、
全く興味がありません。
興味があるのは、
「手数料の50万」のみです。
投資に関わる金融商品を
購入する際には、
購入手数料と言うのが発生します。
これは、投資信託を購入した際に
販売会社である金融機関へ
支払わないといけない手数料です。
金融機関の窓口で購入した場合、
投資資金の3%程度は
取られてしまいます。
「3%程度ならまあいいか…」
と思われるかもしれませんが、
これは驚異的に高い数字です。
もし、1,000万円の投資商品を
購入した場合、買った瞬間に
30万円がマイナスに
なってしまうのと同じです。
銀行などの窓口で買えば
3%程度かかってしまうところ…
ネット証券なら多くの場合、
0.1%~程度で買うことができます。
ネット証券口座で
有名なのはSBI証券、
楽天証券、マネックス証券
あたりです。
もし、投資を
スタートしたいという場合は
ネット証券の口座開設は
必須になります。
銀行さんに
金融商品をご提案されても、
「窓口ではなくネットで
買うので大丈夫です!」
としっかり対応できるように
準備しておきましょう。