こんにちは!
日本マッサージ協会の藤井です。
今年も確定申告の季節が
やってきました。
個人事業主として起業した場合、
昨年度までの事業収支は、
2月16日から
3月15日までの間に
申告することになります。
常日頃から帳簿をきっちりと
記帳しているような人はいいですが、
普段は忙しくって記帳にかまって
いられないような方は、
この時期に帳簿の整理に
追われているのではないでしょうか?
確定申告とは、言ってみれば
個人事業主の人にとって
1年間のビジネスの
成績発表のようなものです。
わたしが初めて
確定申告したのは
2006年の2月でした。
その時の成績は
赤字(赤点)でした…^^:
治療院を構えなくても起業できる
訪問マッサージというスタイルを
知らなかったので、治療院を
開設する為の内装費や設備費で
そこそこの額を投資したので、
初年度は赤字での申請となりました。
起業当初の懐かしい思い出です。
私自身は、起業して数年経ちましたが、
日本において
新しくできた会社と言うのは、
1年以内に過半数が倒産し、
5年以内に80%が消え、
10年以内に95%が倒産する
といわれています。
この数字をみると、
やっぱり、独立開業って
難しいのかなぁなんて
思ってしまいます。
しかし、倒産(廃業)せず
独立開業して5年、10年と
長期的に継続する上で
起業時に持っておくべき
大切なマインドがあります。
それは、起業するからには
「受け身根性を一切捨て去ること」
です
受け身根性とは
・「誰かが何とかしてくれるだろう」、
・「学校や協会が
なんとかしてくれるだろう」
・「学校の先生や
職場の先輩に言われたことだけをやる」
・「面倒だから自分は
頭を使わないで楽をする」
といったことになります。
そういった考えを
捨て去ることができない限り
起業しても絶対にうまくいきません。
なぜなら起業するということは
一切の保証が
なくなるということだからです。
毎月決まって給料がもらえる保証が
ないことはもちろん、
そもそも働けば必ず
収入になると言う保証もありません。
雇われ時代は、1日10時間働けば1万円
貰えていたものが、起業して
頑張って1日に10時間とか15時間とか
働いても収入がゼロということも
十分あり得る事です。
それでいて起業してからはしばらくは、
雇われ時代よりも
働く時間がなくなります。
特に起業当初は治療院ビジネスを
早く軌道に
乗せなくてはならないので
睡眠時間を削って
仕事するということは当然です。
しかも、治療院の個人開業の場合は、
何をすればいいかっていうことも
誰かが手取り足取り教えてくれる
わけではありません。
具体的な行動はすべて自分で考え、
自分の判断で行動していかなければ
ならないのです。
しかし起業というのはそういうものです。
しかも、敷かれた
レールの上を進むわけでは
ありませんから、
たいていはうまくいかないことを
連続で試行錯誤が
続いたりするものです。
ですから、「受け身根性」が
抜けきれないまま
起業すると必然的に辛くなります。
そして結果的には
負け惜しみを言って
負けて(廃業)しまうのです。
鍼灸マッサージ師は、
サラリーマンのように
60歳で定年退職
と言うことはありません。
気力と体力が続く限り、
いつまでも
現役を続けることも可能です。
5年、10年、そして定年を過ぎても
現役で働いて行く為にも、
受け身根性を
今の内に捨て去ってくださいね^^