こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
僕は訪問マッサージ協会の
会長ということで、
よく会員様に向けて
セミナー開催をしております。
これから訪問鍼灸マッサージ業を
始められる方にとっては、
最初の勉強はとても大切です。
勉強しない院長は
論外だと思いますが…。
勉強しているにも関わらず
なかなか成果が上がらない方がいます。
特に、組織構築や
チームマネジメントの
分野については、
院長が一人で学んでいるケースでは、
なかなか成果が出にくいのです。
院長はセミナーや講座に参加して、
良い知識やノウハウをを吸収して
現場に落として実践していこう、
と考えていても現場の社員としては、
「また、院長が変な事を
やるって言いだしたよ・・・」
と、迷惑な顔をされてしまうことが
良く起こります。
なぜ、このようなことが起こるのか?
それは、そもそも院長と社員では
持っている「ものさし」が
違うという点と、
見ている世界が違うからです。
ものさしが違うとは
どういう事かというと、
一般社員は、
1000円単位で物事を考えます。
例えば、
今日のディナーは
1000円で抑えるか、
贅沢に2000円するか?
など、その日その日の
生活に目が行きがちです。
一方の院長は、100万円単位で
考えるのが普通です。
採用費、人件費、講座費、
運転資金、設備資金など
常に100万単位程度の
金額が頭の中にあります。
日々の1000円の
判断をしている社員とは
日々100万円単位の判断を
している院長が考えている世界は
なかなか想像が出来ません。
また、院長は
訪問鍼灸マッサージの経営について
長期的にどのように
治療院を経営していくかを考えていますし、
療養費の増減や日本の医療費など
社会情勢の変化にも目を向けてい
一方、一般の施術者社員は今日の
往診治療の患者さんのことで手一杯で、
「先」のことを
見る余裕などありません。
当然ながら
見えないことは理解できません。
このように、院長と社員の間には
見えない溝が存在するのです。
では、どうすれば院長と社員の
溝を埋めることが
できるのでしょうか。
それは、
「院長と社員(幹部)が
一緒に勉強すること」
です。
院長ひとりが勉強しても、
治療院ををよくすることはできません。
院長だけがもっと
優秀になって溝が深まるだけです。
訪問治療院の成長に必要なのは、
一緒に勉強する
社員の「数」と「質」です。
社員も一緒に勉強し、
スキルや知見が増えれば増えるほど、
治療院経営はよくなります。
社長と社員が
学びを共有するからこそ、
同じ方向を向いて前に進めるのです。
勉強好きな院長は、
ひとりで勉強するのではなく、
ぜひ、一緒に勉強してください^^