こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
2月末に
あん摩マッサージ指圧師と
鍼灸師の
国家試験が控えています。
もしかしたら、
このブログを読んでいる
学生さんの中には
卒業後にスグに独立開業を
目指している方も
いらっしゃるかもし
ただ、おそらく
独立開業を考えた時に
周りの先輩などに相談すると、
「まずは、3年間は
どこかに勤務してから・・・」
「延べ1万人の施術を
経験してから・・・」
「整形外科、整骨院、鍼灸院と
3箇所位は経験してから・・・」
と、そんなことばかり
聞かされるから、
何となくそうなのかな~と
思ってしまう
傾向があるようですね。
でも、本当に
・3年間勤務する必要が
あるのか?(3年という根拠は?)
・1万人の施術をする
必要があるのか?
(1万人の根拠は?)
・3か所の職場を
経験する必要があるのか?
(3か所の根拠は?)
と言われたときに、
しっかりとした
根拠の元に説明するのって
難しいと思います。
今、治療院業界を見ても
若い世代は
独立開業志向が減ってきたと
言われていますが、
独立開業して
成功されている方も多くいます。
世の中の誰もが
知っているような経営者も、
起業した年齢を調べてみると、、、
孫正義さん(24歳)
堀江貴文さん(23歳)
松下幸之助さん(24歳)
ビルゲイツさん(20歳)
スティーブ・ジョブスさん(21歳)
などなど、
20代で起業して
成功している人の
割合は非常に高いです。
僕が起業したのが
20代最後の
29歳の時でしたが、
どうせ起業するならば
若いうちに
出来るだけ早い方がいいです。
その理由は次の3つです。
◆理由1:
仮に失敗してもやり直しがきく
30~40代の大半は、
結婚されてお子さんがいるという
家庭環境だと思います。
家族が生活するだけの最低限の
稼ぎがなければ日常生活が
成立しませんので、
思い切って独立起業するという
選択肢を選ぶのが難しくなってきます。
一方、20代で独身の方は、
失うものは何一つありません。
20代の若さと鍼灸マッサージ師の
国家資格を持っているのであれば
再就職も十分可能でしょう。
◆理由2:
時代の変化に対応できる
時代は技術の発展により、
周囲の状況が変わります。
僕が起業した当時は、
FacebookもLineもインスタも
AIもありませんでした。
今は、これらのソーシャルを
使いこなすのが当たり前で、
そこから上手に集客する方法も
確立されつつあります。
きっとこれからも世の中に、
便利なツールやグッズがどんどん
出てくるでしょうが、
そういった新しいものに
ついていけなくなります。
30代、40代になってくると、
知らず知らずの内に柔軟な
思考が出来なくなってしまうため、
新しい物事に出会っても、
適応出来なかったり、
それを使いこなすまでに
時間がかかってしまいます。
時間がかかってしまう
ということは、
それだけ機会を
失ってしまうことになります。
◆理由3:
体力がある
やはり若い人は体力があります。
僕も独立起業当初は、
早朝の7:00から21:00まで
1日平均13人程度の患者さんの
訪問マッサージをしていました。
その後、自宅に戻ってから
小さなノートパソコンに向かって
深夜の3時まで、ほぼ毎日、
自分の治療院の
ホームページを改善したり、
営業ツールの
作成などをしていました。
この生活を、
今もう一度やってみろと
言われたら、
正直厳しいところです・・。
今までサラリーマンや
雇われ鍼灸マッサージ師として
お給料を貰う生活しか
してこなかった人間が、
これまでやった事がない、
自分でおカネを稼ぐという事に
挑戦するのですから、
その時間を確保するために
体力で何とかしなくては
ならない場面も多々あります。
余程の天才ではない限り、
独立起業当初は
最低でも1日15時間ほどは
働く時間を
確保する必要があります。
このような
働き方が出来るのは
体力のある時期ではないと
厳しいでしょう。
ということで、、、
鍼灸マッサージ師の
国家資格を持っていて
将来的に自力で独立開業して、
お金を稼ぐ道を考えているのなら、
副業でもいいから
早く始めた方がいいです。
なにより、会社の看板も持たず
自分のウデ一つで
お金を生みだしていく
経験は本当に大事です。
3年間の修行生活や
1万人の施術経験などは
もちろん無駄ではないけど、
治療家人生は
そんなに長くないです。
鍼灸マッサージの
国家試験を終えた
学生さんであれば、
形だけでも良いので
保健所への開業届を出して、
スタートできる体制だけは
整えておきたいですね。