東京からマスクが消えた…

マスク

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

昼休みに近くのドラッグストアに
マスクを買いに行ったのですが
在庫が全然ありませんでした。

どうやら、東京を含めて
マスクが全く足りていない状況のようです。

マスク、中国人客が大量購入 国内でも品切れ、販売制限

中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、
日本国内でもマスクなど衛生用品の売り上げが急増している。
小売店では中国人客による大量購入で品切れが発生し、
販売制限に踏み切る店舗も。メーカーは増産態勢を敷くなど対応に追われている。

 東京都千代田区のドラッグストアでは
「日本在住の中国人客が10箱20箱とまとめて買っていく」(店長)状態。
入荷してもすぐに売り切れるため、28日から1人1箱までの購入制限を設けた。

別のドラッグストアで、既に100箱以上を上海の家族に送ったという
埼玉県在住の30代の中国人女性は「向こうでは全く売ってないので、
きょうも買って送る」と話す。

(Yahoo!ニュースより)

今回のマスクのように、
需要と供給のバランスが
崩れるということは
世の中のいたるところで起こり得ます。

例えば、接骨院の業界。

近所の商店街を歩いていると

「あれ、ココに新しい接骨院が出来たんだ・・・」

「おっと・・・、さっきの店舗の斜め向かいにまたあるよ」

「商店街を50m歩いたら、また新規の整骨院が出来てるよ」

といった感じで、商店街の100m位の間に
既存の整骨院と合わせて5件の接骨院が
乱立しているような状況を目のあたりにしました・・・。

柔道整復師の学校が増えて、
毎年、毎年約5000人の有資格者が排出され、
整骨院の新規開業に関しても、毎年増加しております。

それにしても、
100メートル程度の商店街に
5つの接骨院ってありすぎじゃないでしょうか?

東京の都心部の歯科医院は
1つのビルに6つの歯科医院が開業している
ところもあるそうですが、
接骨院の業界もその状況と同様に、
需要と供給のバランスが崩れているのを感じることがあります。

このような状況は、東京だけではなく
全国のいたるところで起こっていることだと思います。

こんな状況下ですから
最近、私の所にも接骨院の先生から、

Aさん
柔整の保険が厳しいので、経営がかなりヤバいです・・・
Bさん
近隣に競合店が出来て、売上げが半減してしまいました・・・
Cさん
訪問マッサージを導入したいのですが、可能でしょうか・・・?

といった相談のメールが多数送られてきます。

こんな時代だからこそ、
柔道整復師(鍼灸orマッサージの有資格者)の先生も、
積極的に接骨院から飛び出して、
通院できない患者さんの為にも
訪問マッサージを導入すべき時期だと思います。

その理由は次の3つです。

1:来院出来なくなった高齢患者さんを助けることが出来る

患者さんの高齢化により、
今までは接骨院まで通院できたけど、
年齢や慢性痛のせいでなかなか
通院できない患者さんが
増えてきていると思います。

長年、通院してきた患者さんが
歩行困難で困っているのですから
訪問マッサージを導入すれば
医療人として、そういった患者さんの
助けになれることが出来ます。

2:急性疾患、慢性疾患の両方の保険治療が使える

初診の患者さんの状態をみたら、
急性疾患なのか慢性疾患なのかの
判断は出来ると思います。

もし、転倒して腰部捻挫などしていたら
柔道整復の保険で対応できますし、
長年付き合ってきた慢性的な腰痛でしたら
鍼灸マッサージでの保険で対応できます。

つまり、どちらに転んでも
患者さんの自己負担が少ない
保険治療が可能なのです。

訪問マッサージ、訪問鍼灸を
導入することで、急性疾患の
患者さんも慢性疾患の患者さんも
取りこぼしなく対応することが可能です。

3:膨大な患者リストがある

個人の施術者やオーナーが
訪問マッサージを始めるのとは違って、
既に接骨院を開業されている院では
患者さんのリストが蓄積されています。

柔道整復の保険全盛時代に来院された
患者さんリストを活用すれば、
集患に困ることなく訪問治療を
すぐに始める事が出来るでしょう。

通院が途絶えてしまった
70歳以上の患者さんに、

「今月から健康保険を使っての
 訪問マッサージ事業を開始しました」と

電話でもハガキでもダイレクトメールでも
送れば必ず一定割合で反応があります。

過去に1度、接骨院の先生と接触がある
患者さんにアピールするのですから
コストも少額で集患できるのは大きなメリットです。

この他にも、接骨院が訪問マッサージ事業を
導入することでさまざまなメリットがあると思います。

柔道整復の学校の増加で、
喰えない柔道整復師が年々増えています。

雇われでは安い時給で使われるだけなので、
独立開業と意気込んで多額の設備費を
投資して店舗を開いても、ライバル院との競争や
柔道整復の保険の減額などでなかなか
生き残っていくのが厳しい時代になってきました。

しかし、現在は接骨院で訪問マッサージ事業を
行っている所はまだまだ少数なので、
早く開始したらそれだけ有利なポイントが沢山あります。

もし、

  • 柔道整復の保険治療には未来はない・・・
  • 通院困難になった患者さんの助けになりたい・・・
  • 来院治療を訪問治療を上手く融合させたい・・・

と思っているのであれば、
訪問治療の導入を検討するのもいいですね^^