快適さからの脱却

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

オリンピックが終わったら
世の中はお盆休みになりますが、
今年もコロナの影響で
帰省される方は
少ないかもしれませんね。

実家に帰って、
快適な環境に居ると、
凄くリラックスできます。

安心・安全で、
ストレスもありません。

このような快適な
環境の事を英語で

【コンフォートゾーン】と言います。

Comfort=快適なゾーン。
つまり”居心地の良い空間”のこと。

コンフォートゾーンにいる時は、
不安やストレスがなく、
安心して過ごせます。

人は誰もがコンフォートゾーンを
持っています。

例えば、勤務鍼灸マッサージ師。

治療院に通勤すれば、
毎日患者さんが来院するし、
長年勤務していれば
それなりの地位・人間関係・
給料があります。

朝眠くても、現場に行けば何だかんだ
安心するコンフォートゾーンが
そこにはあるはずです。

「全然給料上がらないな~」

「あ~、この職場退職して
 独立開業して~」

と同僚と言いあう習慣も、
一種のコンフォートゾーン。
そう文句を言いつつも、
独立したり転職するよりも楽だから、
その場に居続けるのです。

でも、快適な場所が
いいのかというと
そうでは無いです。

仕事の環境も快適に
保ったらどうなるか…。

そこにずっといたらどうなるか。
きっと、堕落が待っているのです。

もしくは、衰退。
成長できない。
そんな状態が待っています。

学生時代を思い出して
ほしいのですが、
僕たちは、
日本の教育システムに乗って、

「幼稚園→小学校→
 中学校→高校→大学」

と年齢を重ねるごとに
強制的に
コンフォートゾーンから
出されてきました。

例えば、小学校から
中学校に上がる時は、
ワクワク感もありつつも

「部活動についていけるかな…」

「校則で坊主はキツイな…」

「算数から数学に変わって
 勉強ついていけるのかな…」

みたいに、不安やストレスで
いっぱいでしたよね。

これは、小学校という
コンフォートゾーンから
抜け出したからです

でも、1か月、半年、
1年と経過すると、
部活動の朝練にも慣れますし、
坊主頭での生活にも慣れますし、
数学の二次方程式も出来ますし、
徐々に中学校が
コンフォートゾーンになるのです。

さらに、中学校から
高校に上がると、
さらに環境が変わって、
コンフォートゾーンから
抜け出すことになります。

このように、学生の頃は、
僕たちは”強制的に”
コンフォートゾーンから
抜け出し、成長してきました。

しかし、社会人になると、
自ら行動しなければ
コンフォートゾーンから
抜け出すことができません。

例えば、鍼灸マッサージ師の
独立開業でも、
自分の意志で
「独立開業してで稼ぐんだ!」
という決断しなければなりません。

でも、やってみると意外と難しくて、
辛い。
最初は、右も左もわからず、
わからないことだらけ。
しかも、患者さんも全然来ない…。

「こんな先が見えない生活で
 生きて行けるのか…?」

そう思ってしまうのは、
慣れ親しんだ勤務鍼灸マッサージ師という
コンフォートゾーンを
抜け出したので、当然のことなのです。

ある意味、中学校に
入学した時と同じ。
一瞬で慣れて、一瞬で
成長できるわけがありません。

普通の人は、コンフォートゾーンに
なる前に諦めるから、稼げないのです。

訪問マッサージの営業活動で、
ケアマネさんに1回挨拶しただけで
バンバン紹介が
取れるわけないですよね。

それと一緒で、稼ぐためには、
ある程度苦痛なこともあるけど、
その問題を対処して
成長してるからこそ
稼げるようになるです。

・チラシやパンフレットを作る

・ホームページを作る

・介護事業所への営業活動をする

・筋萎縮症側索硬化症の
 患者さんの依頼を受ける

・難病患者さんの施術をする

・医師と対等に話す

・同業者やスタッフの前で話をする。

・本やメルマガを書く

・新しい事業を立ち上げる。

など、今まで
やったことがないことに
挑戦するという事は
すべてストレスの連続です。

僕自身も、
自分のコンフォートゾーンから
一歩出たから
今の自分があると思っています。

今、自分がいるところが
快適すぎないか。
それを一度考えてみてください。

本来いるべき「快適な世界」なのか、
それとも堕落をうむ
快適な世界なのか。

小さなストレスがあるからこそ、
それを乗り越えて
成長できるんです!