こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージの集客において
ケアマネ営業以外の
新規患者さんのアプローチを
考えている方も多いでしょう。
確かに、真夏の炎天下の中で
毎日20件を超えるケアマネさんに
挨拶回りを繰り返して、
冷たい対応をされたら
心が折れてしまう事も
あるかもしれません…(汗
ケアマネ営業は行いつつも、
何か他の新規集客ルートが
あればいいなと
思っていることでしょう。
実際つい先日、
こんな質問を頂きました。
—– Original Message —–
真夏の炎天下の中で、ケアマネ営業を
頑張っていますが
なかなか成果に繋がりません。
そこで、自分の治療院のホームページが
あるのですが、そこからの
新規集客を考えています。
ただ、ホームページはあるものの、
開業以来、ネットを見たと言って
電話を頂いたことが1度もありません。
訪問マッサージの患者さんは
75歳以上の高齢者が多いのですが、
ネット集客は有効なのでしょうか?
—— End of Message ——
結論から言うと、
「とっても有効です^^」。
因みに、あなたの治療院には、
1か月に何人くらいの
新規見込み患者さんから
電話がありますか?
もしかしたら、
・「開業以来、1回もネットを
見たという電話を貰っていない…」
・「半年前に1回だけ、ネットを見た方から
電話が入ったけど…」
・「1か月に1回でも電話が
鳴ったら良いほうかな…」
という方は多いかもしれません。
一方、僕は多いときは
一カ月に100名を超える
新規見込み患者様からの
問い合わせを頂いたことがありました。
僕の会社には営業マンは1人もいません。
どうやって、100人の新規見込み患者様から
電話を頂くのかというと、主に
【PPC広告】というインターネットの
有料広告を駆使していました。
(※PPC広告とは、「Pay Per Click」の
頭文字を取ったものです。
広告費が発生する条件は、
表示された広告が
1回クリックされるご
料金が確定します。
そのため、広告が表示されただけでは、
広告費は発生しません。
広告がクリックされなければ、
広告費は0円となるのが特徴です。
実際に、今現在もPPC広告を
実践していますが、
本当に効果の出る
広告手法だと認識しています。
また、僕自身も独立開業した2005年から
ずーっとPPC広告だけは
出稿し続けています。
先日、自社アカウントの
広告費用を見てみたら
累計で1億円を超えていました…。
1億円を払っても
続けている理由は、
それ以上のリターンがあり、
費用対効果が良いからなんですね。
インターネットでの
見込み患者を集める方法は、
SEO対策とPPC広告の2つが
メインになります。
しかし、SEO(自然検索)だけに
頼っていると、時間もかかるし、
なかなか集客が安定しません。
もちろん、SEOが悪いと
言っているわけではなく、
SEOはGoogle、Yahoo!の
機嫌によって天と地ほどの
差ができてしまいますから
安定しないんですね。
一方、
リスティング(PPC)広告は違います。
なんといっても、GoogleとYahoo!に
お金を払って(ここがSEOと違います)
集客してもらうわけですから、
お金を払った分だけ
アクセスが集まるのです。
実際、日本訪問マッサージ協会でも、
毎月GoogleとYahoo!にお金を払って
100人程度の見込み患者さんを
獲得し続けています。
GoogleもYahoo!も
お金を払ってくれる人は
大切なお客様ですから、
よほど怪しいサイトや、
よほど変なことをしないかぎり僕たちを
邪険に扱うことはありません
(広告費は、彼らの収入源ですので)
つまり、きちんとお金を払い続ける限り、
安定してお客さんを送ってくれるのです。
なぜ、PPC広告が効果が高いのか?
そのメリットを挙げるとすると、、、
1:広告掲載スピードが早い
2:クリック課金制で
無駄な費用がかからない。
3:少額の費用を使ってテストができる。
4:最初にしっかり設定をすれば
ある程度自動化ができる。
5:興味がある患者さんだけを
効果的に集めることが出来る。
6:弱小治療院でも
大手訪問マッサージ会社と
肩を並べられる。
などがあります。
とっても良い手法なので、
やってみると良いと思うのですが、
実際にやってみようと思うと
結構ハードルが高いのです。
何も考えずにテキトーに
やってみようということで
出来なくもないのですが、
広告費だけ増えて行ってしまい
成果に繋がりにくいでしょう。
成果に繋げる為に
しっかりやろうと思うと
入念な準備が必要です。
実際の準備作業は
こんな感じで進行します。
スタート前の初期設定で
必要な作業の流れを書き出すと、
だいたい以下のような
イメージになるかと思います。
=================
1:アカウントの開設
2:キャンペーンの作成
3:広告グループの作成
4:キーワードの選定
5:広告文の作成
6:サイトの審査
7:不要なキーワードの除外
8:NGサイトの除外
9:広告のスケジュール設定
10:ネットワークの設定
11:デバイスの設定
12:競合調査
13:地域設定
14:キーワードのマッチタイプ設定
15:コンバージョントラッキングの設定
16:クリック単価の調整
17:広告グループ単価の調整
18:ユーザー属性配信
19:自動化ルールの設定
20:その他必要事項を随時
=================
きちんと成果を出すためには、
このくらいの内容を
押さえてあれば合格です。
(結構、大変でしょ^^?;)
でも、実はこの基礎工事が
死ぬほど重要です。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
特にこの基礎設計部分が
いいかげんだと、
望みもしないものが出来上がってしまい、
結果的に広告費を吸い取られて、
ダメージを被ることだけは
覚えておきましょうね。
これらの準備をしてスタートとしても
運用の際にも、
色々と大変なことがあります。
その1つが、グーグルとヤフーの
「広告掲載基準」です。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、
灸師、柔道整復師等は、
法律に基づく医療類似行為として
医者と区別され、
医療行為を示すような表現を
使う事ができないので、
「治療」とか「治る」というような
表現は使えないんですね。
例えば、ホームページの文章に
「無料体験治療」
なんていうキーワードが入っていると
すぐにストップされてしまいます。
広告掲載をストップされてしまった
ホームページの広告を復活させるために
ヤフーやグーグルの担当者と
やり取りするわけです。
結構、細かい部分まで指摘してくるので
対応はかなり面倒になってきます。
現場で、施術や往診をしている先生が
これらの細かい対応をするのは
正直なところしんどいと思います。
ということで、
PPC広告は自分で出来なくもないけれど、
結構大変なので、
基本をある程度理解しておいた上で、
PPC広告専門業者に
代行してもらうのが良いと思います。
インターネットで
「治療院 PPC広告」
などで検索して頂けると
多くの業者様が出てくると思いますので、
サポート内容や料金体系など
比較してみるのがいいです。
訪問マッサージのPPC広告の目安ですが、
エリアによって異なりますが、
「1成約(無料体験依頼)あたり
3~5万円」
を1つの指標としています。
PPC業者様に依頼する際には、
・訪問マッサージの
運用実績はあるか?
・一成約あたり、いくらくらいを
指標としているか?
と質問して頂き、
数字と共に納得いただける回答を頂けた
業者様を選ばれると良いと思います。
商売は、「時間をかけるか
お金をかけるか」のどちらかです。
時間も手間も掛けたくないし、
お金も掛けたくない、
という人は、どうぞ退場してください^^
訪問鍼灸マッサージの集客は、
太陽が照っている日中の18時までは、
地道なリアル営業を続けていきましょう。
そして、夜になったら
お金を掛けてPPC広告を中心に、
集客できるネット営業の仕組みを
作るのも効果的です。
地道で直接的なケアマネ営業と、
効率が良くて間接的な
PPC広告との相乗効果が、
訪問マッサージ・鍼灸の成功ルールです。