上限があるビジネスの注意点

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

さて、僕はこういった
ブログなどを通して
訪問マッサージ・鍼灸の
独立開業を強くすすめています。

それは、結果がでているからでは
ありません。
ただ、やらないよりやったほうがいいし、
やらない人は
取り残されるという確信から
すすめています。

独立開業はは自己責任ですので、
結果については責任はもちません。
しかし激しくすすめています。

勧めている以上、リターンだけでなく、
リスクについてもお話するのが当然だと
思っています。

過去何度も書いていますが、
訪問マッサージ・鍼灸の
個人開業は大きなリターンもありますが、
リスクもいくつかあります。

そのうちの一つが
上限が決まっている、
というビジネスだということです。

どんなに若くて体力があっても、
自分で担当できる患者さんは30名程度で、
あとは、自分の体力の低下や
モチベーションの低下などによって
パフォーマンスが低下していきます。

例えば、
1人でやっている、訪問マッサージ院を
例に考えてみましょう。

平均施術単価3800円の訪問施術を
1日最大で10人に出来るとして、
1か月の営業日数を25日で計算します。

3800円×10人×25日=95万円/月

1年間働くとすると

95万×12か月=1140万円/年

ただ、経営をしていく中で
患者さんの急なお休み、
大雪や台風によるキャンセルなども
ありますので、ザックリ90%程度の
掛け目を考慮すると

1140万×90%=1026万/年

これがこの訪問鍼灸マッサージ師が
一人で作れる売り上げの上限です。

そして、この金から
ガソリン代、鍼代、モグサ代、
ケータイ料金、賠償保険金、
などの必要経費を差し引いた金
あなたの収入の上限になります。

この上限にどれだけ近づけるか?
が勝負のポイントとなるわけです。

訪問マッサージの場合は、
施術単価を上げるために、
変形徒手矯正術を取り入れたり、
同意書を5部位で貰ったり、
週1回を週2回の施術回数に増やしたり、
1日の営業時間を増やしたり、
土日祝日無しのスタイルで
1か月の営業をしたりすることで
売り上げの限界値が上がります。

当協会の会員さんの中には、
売り上げの限界値の常識を超えて
お一人で、月商150万ほどを
キープしている方も複数いらっしゃいます。

ただ、やはり患者さんが増えると
それに付随する事務的な業務も増えますし
自分の時間を確保できなくなるという
ジレンマも発生しますので、この辺りは
考えどころだと思います。