ツッコまない記者にモヤモヤ

こんにちは。
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、フィギュアスケートの
羽生結弦選手が、
プロ選手への
転向を表明しましたね。

プロと言えば、
当院の院内ルールブックの中に

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「プロフェッショナルである」

私たちは、それぞれが
業界の第一人者の
ポジションを目指す
プロフェッショナルです。

メンバーの一人一人が
日々の勉強を怠らず、
常にスキルアップを心がけます。
一人一人のスキルアップが
クライアントの信頼に繋がり、
自分の成長へと繋がることを
理解しています。
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というものがあります。

羽生選手の“もっと上を”と
上昇志向の高さは
本当に素晴らしいなと思います。

ただし、「羽生選手は凄いな~」で
終わっていては
自分自身の成長に繋がりません。

フィギュアスケート業界と
治療業界と業界は違えど、
プロとしての考え方は
しっかり持つ必要があります。

それで、羽生選手の会見ですが、
記者会見を開いたので、
テレビで見たという方も
いらっしゃるかと思います。

で、その会見で
僕が感じたことなのですが、
記者さんはプロ意識が
低いのかなと・・・。

具体的には、
「記者の質問が緩いな~」
ということ。

・プロになるってことは、
 引退ってこと?

・羽生選手はもう絶対に
 競技には出ないの?

・4回転半ジャンプが完全成功したら
 競技に戻るってこともある?

といったことを
記者さんが質問しないんですよね。

個人的には、
4回転半ジャンプが完全成功したら
次の五輪で
また羽生選手の活躍をみたいなと
思ってるんです(^-^;

なので、僕にとっては、
モヤモヤが残る会見でしたね。

さて、質問の仕方一つで、
何通りにも
話って広がると思います。

よく、

「ケアマネ営業に行っても
 会話が続かない」

という方がいます。

そのような方の会話の
内容を聞いてみると
だいたいが
「Yes」か「No」で答えられる
質問をしているんですよね。

例えば、あなたが、
「お困りの方いませんか?」と
質問されたら
どのように返答しますか?

いる場合には「います」ですが、
いない場合には、
「今はいません」
となるのではないかと思います。

「今はいません」と
言われてしまうと
その後の会話って
難しいですよね。。。

では、
「どのようなことでお困りですか?」
と聞かれたらどうですか?

自分の受け持つ患者さんが
どのようなことで悩んでいるか、
何に困っているか、
一瞬考えませんか?

基本的なことですが、
相手から何かを聞き出したい時には、
相手に考えさせることが
できるような質問をすることが
ポイントになります。

「Yes」「No」で
答えられる質問が
悪いといっているのでは
ありません。

「訪問マッサージを
 利用している方がいるか」などを
確認したい場合には、
「Yes」「No」で
良いと思います。

ただ、一歩踏み込んで
アプローチをかける
糸口を探したい場合には、
相手に考えて答えてもらう質問が
必要になります。

相手の返答に
何を求めるのかによって、
質問の仕方を変えるということが
重要です。

「ケアマネさんと会話が続かない」
「詳しい話がきけない」
「何を話したらいいかわからない」

といった方がいましたら、
これを機に、
今の営業での質問の仕方を
見直してみてください。

考えてもらう質問ができれば、
あなたが話さなくても
相手に
話してもらえるようになります。

相手が話してくれるようになれば、
営業トークが
苦手な方にとっては、
営業が少し楽になるのではないかな
と思います。

是非、意識してみてください^^