初めての保険請求(ドキドキ)

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

11月も残りわずかになり、
気温も下がり
寒さが増してきましたが、
訪問鍼灸マッサージ院の
運営において、
月末月初は、
普段の活動に加えて
レセプト作成業務が発生します。

初めて療養費の
請求をするときは、
本当に振り込まれるか
ドキドキものだと思います。

脱サラして
起業した場合などは、
今までの人生において
給与所得しかなかったわけですから、
事業所得を
得るという一味違った
感覚を体感できると思います。

現在、訪問マッサージの
会社に勤務している人から
独立開業したいけど、
事務的な事が分からないから
なかなか
独立できないという相談や、

これから独立を
考えているけれども、
実費治療に比べて
保険治療は事務手続きが
煩雑だから躊躇している
という相談を頂きます。

確かに、やや面倒に思う
作業かもしれませんが、
一度やってみて、
流れが掴めてしまうと
とても簡単です。

なんで、事務処理の
不安で独立を躊躇していたのか
バカバカしくなるように
単純作業をするだけです。

以下、
訪問マッサージ・訪問鍼灸においての
事務処理に関する流れを
ザックリとご紹介します。

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■訪問マッサージ・訪問鍼灸の
 保険取り扱いの手順

1:電話やメールで
  患者さんから鍼灸マッサージの
  保険治療を
  やってもらいたいとの
  依頼を受ける。

2:日時を決めて
  無料体験を行う。
  その時、保険治療を
  求める患者さんの疾病
  が対象疾患であるか確認する。
   (関節拘縮はあるか?
  筋麻痺はあるか?/
  鍼灸適応6疾患に
  当てはまるか?)
  単なる慢性疲労や
  眼精疲労などで
  保険治療を希望してきた場合は
  しっかり断る。

3:無料体験終了後に
  鍼灸またはマッサージを
  健康保険で受ける場合の
  説明をしっかりする。
  同意書または診断書を
  医師からもらってくることを
  説明する。

4:医師宛に依頼書、
  同意書(マッサージ)、
  同意書(鍼灸)、
  同意書サンプル等を
  患者さんに渡して
  医師に同意書を貰ってくるように
  伝える。
 (施術者が貰ってくる場合は、
  患者に委任状を書いてもらうなどし
  対応する)

5:同意書を発行して
  もらったと患者から
  連絡が入ったら日時を決めて
  初回の治療を開始する。
  患者さん宅で同意書を
  確保したら、
  内容に不備がないかを確認し、
  必ずコピーをとっておくこと。
  また、患者さんが持っている
  保険証なども
  必ずコピーをとっておく
 (※コピー機がない場合は、
  スマホのカメラで
  撮影して保存しておく)

6:治療を開始したら、
  新規にカルテを作成し、
  患者さんの疾病の経過や
  施術内容や施術日時を
  正確に記録すること。

7:その月の最終日の
  施術終了後、
  一部負担金(1割、3割)を
  患者から受領し、
  領収書を発行する。

8:その月の施術終了後、
  療養費支給申請書(レセプト)に
  保険を確認しながら、
  正確に記入する。
  手書きの場合は
  記入ミスを防ぐために
  最初は鉛筆で下書きし、
  濃い黒のボールぺン等で記入する。

  翌月の初回施術日に、
  金額・回数などが記載された
  療養費支給申請書(レセプト)を
  患者さんに確認してもらい、
  署名・捺印を頂く。

9:記入した療養費支給申請書
  (レセプト)をスキャナーで
  取り込みパソコンに
  保存しておくことを勧める。

10:同意書などは、
   療養費支給申請書(レセプト)に
   必ず添付すること。
   計算ミスや、記入もれや、
   印漏れがないか、
   必ず確認することが大切です。
   また、同意書のコピーを
   必ずしておくこと。

11:療養費支給申請書の
   記入終了後、
   保険の種類ごとに分類する
   入金チェック管理表にも
   記入する。

12:毎月10日までに
   保険者へ郵送する。
   (手渡しでもOK)

13:万が一、保険者から
   申請書が書類不備で
   返戻された場合は、
   再確認し、訂正箇所は修正して、
   付箋はつけたまま再提出する。

14:3ヵ月後位に、保険者から
   銀行口座に療養費が
   振り込まれているか
   確認する。
   入金チェック管理表にも記入する。

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文字で見ると、
なんだか面倒な感じに見えますが、
決まった書式に決まった内容の
数字と文字を記入するだけです。

この事務処理
(レセプト等)に関しては、
一度身につければ
すごく簡単な作業です。

世の中の、
FC会社などでレセプト処理を
お願いすると1枚に
対して売上の8%とかいった
破格の手数料を払うことになります。

あなたが、月に
200万稼げるようになっても、
アホみたいに簡単な
事務処理(レセプト等)が
分からなければ
毎月8%の16万円も
支払ってお願いしなければ
ならないですし、
その他にも
ロイヤリティやシステム費用など
とにかく無駄な出費を
支払うことになるわけです。

そもそも、鍼灸マッサージの
保険治療は患者さん自身が行う
償還払いが
基本になっていますので、
そんなに複雑なやり方に
なっていません。

患者さんが少ないうちは、
無理にレセコンソフトなどは
使わないで
手書きでやってみるといいです。

名前を漢字で書けて
計算機で簡単な足し算と掛け算が
出来る人なら誰でも出来るのが
鍼灸マッサージの
事務処理(レセプト等)です。

まずは、患者さん1人を獲得して、
一通り全体をやってみれば、
こんなに簡単なんだって
実感できるはずです。

そして、3か月後に自分の通帳に
印字された入金額を見た時に、
じわーっとした快感が
得られるはずです^^