こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
3月24日(金)に
厚生労働省のホームページで、
国家試験の合格発表が行われました。
・あん摩マッサージ指圧師国家試験
・はり師国家試験
・きゅう師国家試験
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/goukaku.html
受験された3年生は自己採点で
ある程度、今回の結果は
分かっていたと思いますが
改めて結果を見て
一安心されたのではないでしょうか。
このブログを読んでいる意識の高い
3年生であれば大丈夫だと思いますが、
残念ながら
不合格になってしまったという
同級生もいらっしゃると思います。
ちなみに、今年度
(第31回鍼灸師国家試験)の
合格率は
・はり師 70.4%
・きゅう師 71.7%
上記の内容でした。
この結果を見て、
正直な話、内定が決まっていた
3年生の国家試験不合格は
悲劇です。。。
自分自身はもちろん、
家族、内定先の治療院など、
たくさんの人に負担や
迷惑をかけてしまいます。
このような情勢で最近よく聞く話が、
「内定出していた鍼灸マッサージ師
(3年生)が国試落ちた・・・
という治療院や整骨院の
院長先生の嘆きの声です。
不合格を食らった本人は
一番ショックでしょうが、
内定を出していた治療院の院長も
同じくらいショックな
思いをしています。
なぜなら、内定を出した時点では
当然、国家試験を合格することを
前提として内定を出しています。
採用する側としては、
あなたの人柄を重視して
内定を出したのではなく、
鍼灸・マッサージの
国家資格を取得する
見込みが極めて高いあなたに
内定を出しているのです。
鍼灸・マッサージの
国家資格があれば、
毎月毎月80万程度を
稼いでくれる貴重な人材になりますが、
資格がないただの人の場合、
施術が出来ないので
価値が半減してしまいます。
では、国家試験不合格に
なってしまったら
内定が決まっていた治療院で
働くことは
できないのでしょうか?
これは、内定先の治療院との
契約内容によって異なります。
もし、合格発表の時点で
合格していることが
前提で採用するという
契約の場合は、
不合格になってしまったら
不採用になってしまうことも
あるでしょう。
一方で、不合格に
なってしまったとしても
施術者としての採用は出来ないが、
営業職や事務職、
または介護ヘルプ職など
他の職種として
採用されることもあり得ます。
ただ、その場合は
鍼灸マッサージ師の
給料水準ではなく、
ただの人という
位置づけでの採用になるので
給料はガクンと
ダウンすることでしょう。
さらに1年間働きながら、
勉強をして
来年度の国家試験再チャレンジを
目指すことになります。
ただ、国家試験再チャレンジは
かなりハードルがあがります。
これは数年前の実績ですが、
前々年度の不合格者約1200名のうち
再受験にチャレンジして
合格出来るのは10%程度と
ガクンと下がってしまいます。
働きながら1年間勉強するって
想像以上に大変なことなんですね。
ただ、もし国家試験が
不合格になって
内定取り消しが決定しても、
いつまでもグズグズと
落ち込んでいてはいけません。
別に人生が
終わったわけではないですし、
気持ちを切り替えて
頑張ればよいのです。
もし、鍼灸マッサージ師の資格を絶対に
取りたいんだという
意気込みがあるのであれば、
なんと言ってもまずは勉強ですよね。
2回連続で不合格なんてことになったら、
それこそ面倒で
大変なことになってしまいます。
これまでの学生生活とは
気持ちを一新して、
勉強を第一優先に
頑張るようにしましょう。
また、勉強だけしていれば
よかった学生時代とは違い
仕事をしながら
勉強しなくてはならない
環境になる方もいらっしゃ
働きながらも、来年度の
資格取得を目指すというのは、
相当な強い思いがないと出来ません。
また、強い思いを持って
勉強と仕事の両立を
始めても、続けることが
できる人はわずかです。
ポイントは続けることです。
”継続は力なり”
というように、
1年間継続して
勉強することが出来たら、
明るい未来が待っているでしょう^^