こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
もし突然、あなたの元に、
「資金がショートした・・・」
なんて電話が
来たらどう思いますか?
僕だったら、
そりゃもう飛び上がります(笑)
資金がショートすると言ったら、
それこそ会社としての
死を意味するので、
大急ぎで資金繰りに取り組むでしょう。
でも、これが、
「人材がショート」だったら、
先ほどよりかは悠長に
構える方も
多いのではないでしょうか?
例えば、採用した
施術者が早期離職し、
本来4人の施術者で
見るべき”100人”の患者を
3人のチームで
回しているといった状況です。
人手不足ゆえに、
一時的とはいえキャパを超えて、
施術を依頼することもあるでしょう。
「ごめんね、
スグに新しい先生見つけるから!!」
なんて、声を掛けて。
でも、実は
人材のショートというのは、
資金ショートと同じぐらいの
”リスク”があるのです。
というのも、
残された3人の施術者は
労働時間の
延長や残業の長期化により、
どんどん労働環境に
対する不満を募らせていきます。
すると、どうなるか・・・。
まずは、
その内のチームリーダー的
存在である古参の施術者が
辞めることを周囲に言い始め、
他の施術者も、
「先輩が辞めるなら・・・」
と辞めに辞めてしまうのです。
不適切な採用活動を行った結果、
人材のミスマッチ
↓
早期離職
↓
労働環境の悪化
↓
社員の大量離職
↓
組織崩壊
↓
人材ショートによる倒産
訪れるであろう負の流れは、
もはやテンプレと化しています。
本来であれば、
”資金ショート”と
同じぐらいの危機感で
治療院は適切に
採用活動も行うべきだったのです。
就業人口の減少でますます、
人手不足の傾向は
顕著になってきますが、
まともな採用活動を
取り組まないようでは、
恐らく先の流れを
汲むことになるでしょう。