こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、あるFC業者様に
加盟されたオーナー様から
ご相談のお電話を頂きました。
内容としては、
「なんで、某FCに加盟する前に
日本訪問マッサージ協会を
見つけられなかったのか・・・」
とすごく後悔されていましたが、
現状を確認したところ
かなり厳しい状況でした。
FCに加盟されて
数か月経過しているそうですが、
施術スタッフさんの数と
患者さんの数を聞いた所、
「正社員施術者が2名
(月給30万×2)で、
患者さんも2名です」
とのこと。
オープンしたばかりかな?と
思ったのですが、
既にオープンして
半年以上経過していて、
ずっとこの状態が続いていて、
浮上のキッカケが掴めない
というお悩みでした。
患者さん1名の
施術をして得られる報酬は
月間で3万円程度です。
「売上3万 - 人件費30万 =
-27万円の赤字」
この状況が続くと早かれ遅かれ
廃業することは
避けられないでしょう。
下記は、以前SNSサイトで
話題になっていた
「手取り25万貰うには
いくら稼げばいいか?」
というトピックです。
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■手取り25万貰うには
いくら稼げばいいか?
サラリーマン意識とは、
ひとことで言うと
「給料を手取りの額で考える」
意識である。
月給30万円だと、
社会保険料や税金などを
引かれるので手取り25万円。
「自分は会社から
25万円の給料をもらっている」
と考えるのがサラリーマン意識である。
ところが一般に会社が
社員に支払っている人件費は、
給料の約3倍といわれる。
「こんなに働いて、
給料はたったの25万円か……。
バカらしいったらないね」
などと言っている社員がいる。
だが、そんな社員を
養っている経営者のほうが
よっぽどバカらしい。
社会保険料の半分は会社持ちだし、
交通費、福利厚生費、
水道代や光熱費、消耗品費、
会議費、飲食費など、
諸々の経費を計算すれば
会社は給料の約3倍の
人件費を社員に払っている。
つまり、経営者の本音は
「手取りの額の分だけ
働くなんてとんでもない。
今の3倍は働いてから
文句を言え!」である。
だから意識の低い
社員に対しては、
「会社はあなたに
毎月90万円かけている」と
具体的な数字を
明示するべきなのだ。
すると社員のほうも
「そうか」と理解する。
しかし、残念なことに
それだけでは意識は変わらない。
心のどこかに
「給料は天から降ってくる。
じっとガマンして
毎日通っていれば、
必ず月末には降ってくる」という
“サラリーマン意識”が
残ったままなのだ。
給料分を働くのは
思いのほかキツイ!
会社員の給料は公務員と違って、
会社の売上金から出ている。
25万円という
現金をもらうためには、
どれだけ仕事をすればいいのか。
もちろん、会社が
かけている90万円を
稼いだからといってOKではない。
商品原価、宣伝広告費、
通信費、旅費交通費、
事務所費、総務や
経理などスタッフ部門の
人件費など
さまざまな経費がかかる。
最低300万円の
売り上げを上げないと
90万円という
給料分は出てこない。
300万円売り上げてはじめて
手取り25万円をもらうことが
できるということを教えない限り、
社員の甘いサラリーマン意識は
払拭できない。
そして、そういう説明をした後で、
こう聞いてみるといい。
「君は会社という組織に属さず、
何もかも1人でやって、
25万円のお金を
月々コンスタントに手に
入れることができるかね?」と。
「できる」と答えられる人は、
よほど優秀か、よほどの世間知らずか、
どちらかだろう。
ほとんどの社員は、
そこで初めて気づくはずだ。
――今もらっている給料は、
オレの分だと威張って
受け取れる性質のものではない。
会社からのお恵みの部分が
かなり大きいのだと。
管理職や重役だって、
このことに
気づいていない人が多い。
恥ずかしい話だが……。
鬼の第1則
給料が毎月、
天から降ってくると
思っている人に聞きたい。
“いまの給料の額”を、
会社に属さずに手にできるかと…
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某FC加盟店で
勤務している施術者も
「もっと本業の施術をしたいので、
オーナーさん、
仕事を取ってきてくださいよ!」
という気持ちがあると思います。
自分が居るだけで、
「売上3万 - 人件費30万 =
-27万円の赤字」
の状況なわけですから。
ただ施術者の実際は
手取り25万の裏側には、
社会保険料(半分)、
交通費、福利厚生費、
水道代や光熱費、消耗品費、
会議費、飲食費、ガソリン費、
リース費、商品原価、宣伝広告費、
通信費、旅費交通費、
事務所家賃費、総務や経理費など
様々な経費が掛かってきます。
これは、雇われている施術者の
支店では見えず、
実際に経営してみないと
分からない部分です。
一般的な企業では、
手取り25万貰うには
300万程の売上を
作らなくてはならない…。
ということですが、
訪問マッサージ・訪問鍼灸の会社で
施術だけやっている
鍼灸マッサージ師が、
手取り25万貰うには、
最低でも3倍の75万程の売上を
あげてもらわないと経営側としては
厳しくなってきます。
高齢化社会の中で要介護者の数は
どんどん増えて需要は
十分すぎるほどあるのに
患者さんから
選ばれていないということは、
ちょっと市場の
ニーズとずれているんですね。
開業当初の
訪問治療院経営において
最も悩むことはなんでしょうか?
それは「患者様がいない!」、
「集患が出来ない!」
ということですよね。
ほとんどの治療院さんは
「患者さんがいない!」ということが
最大の悩みだと思います。
・「患者さんさえいれば・・・」
・「実際の治療を
受けてくれさえすれば・・・」
そうなのです。
3年間の専門学校での修学、
そして卒業後の臨床経験がある
国家資格者の施術者であれば
患者様さえいれば、
きちんと対応できるはずなのです。
このように素晴らしい技術を持った
鍼灸マッサージ師でありながら、
その存在が患者さんに
伝わっていないことは、
患者さんや地域社会にとって
大きな損害です。
「集客力」が弱いと、
患者様に治療する機会すら
与えられません。
どんなに経験や知識があっても、
治療家として実力を発揮する場が
ないのは残念過ぎます。
プロ野球選手もバットと
ボールがなければタダの人。
治療家さんも、
治療する相手がいなければ
タダの人なのです。
そうならないように、
「患者様を
集めてくる力(=集客力)」は、
常に向上させて行きたいですね。