現金をどこまで「突っ込む」か!?

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

会社運営や
治療院運営をしていて
一番必要にもわらず、
一番必要じゃないものって、
ります??

なんだ
ナゾナゾみたいですが、
今回のお話に関しては
ズバリ。

現金

です。

「え!現金って
 重要じゃないのです?」
という声が
聞こえてきそうです。

はい、重要です。

重要ですと言う
超絶重要です。

現金は人間でいう所の
血液みたいなものなので、
現金がないと会社は動きません。

鍼灸の備品も買えないし、
往診車も用意できないし、
家賃や人件費の
支払いも出来ませんので。

・・・が、現金は、
同時に必要じゃないもの
でもあります。

それはなぜ

というと、
現金はつまりは
利益を生み出す源泉なのですが、
そのままでは
利益を生み出しません。

に形を変えないといけません。

例えば、
訪問鍼灸マッサージ事業を
されているなら、、、

現金を屋根付き
 往診用バイクに変えることで、
 機動力がアップして
 1日の訪問件数が増えて
 売上や利益を
 増やすことができます。

現金をケアマネ営業用の
 パンフレットに変えることで、
 患者さんの新規紹介依頼が増えて
 売上や利益を
 増やすことができます。

現金を使って優秀な
 施術者を採用することで
 新規患者さんの
 対応人数を増やす事ができて
 売上や利益を
 増やすことができます。

現金を使って
 電気パルスのような器具を
 導入することで
 鍼灸治療の電療加算が取れて
 売上や利益を
 増やすことができます。

など、現金はそのまま銀行に
置いたままだと銀行通帳の
単なる数字なのですが、
それが形を変えることで
利益を生み出す
源泉にすることが可能です。

同じ500万円を
持っている人がいるとして、
その500万円を
銀行に大事に保管し続けて、
1年が経過した人。

その500万円のうち
50万円を往診用バイクに変え、
50万円を営業用ツールに変え、
50万円の広告を打って、
20万円で施術者を採用して
1年間、事業を回した人。

前者は、500万円を
銀行に貯金していても
ほぼ0%に等しい
低金利のリターンしないので、
せいぜい
数十円~数百円程度のプラスのみ。

一方、後者は
やり方を間違わなければ
売上と利益を
大きく上げる確率は高いです。

このように銀行や金庫に
現金を残しておいても
仕方ないので、
売上を上げて行きたい場合は
プラスの利益を生み出すものに
突っ込んでいく必要があります。

・・・・ただ、、、
そこもまた問題点があります。

それは、どこまで
現金突っ込む?と
いうことです。

この攻めと守りのバランスが
経営では非常に難しいです。

というのも、当然ですが
あまりに大きい額の現金
突っ込みすぎると手持ちの
現金がなくなり家賃も給料も
払えなくなってしまいます。

なので、
手元にあるお金をどこまで
突っ込む
重要になりますね。

更に、訪問鍼灸マッサージ事業の
入金には特徴があることも
頭に入れて
なくてはなりません。

ご存知の通り、
訪問鍼灸マッサージ事業の
主な収入源となるのは
利用者の負担分(1割)と、
給付費(9割)
成り立っています。

患者さんの
負担分(1割)はサービスを
提供した月末月初に入金され、
給付費(9割)はサービス提供後の
2~3月後に入金されます。

施術サービスを
提供してら実際に
治療院の
銀行通帳に全額が入金されるまで、
スムーズにいっても
2月程度の
時間がってしまうのです。

ですら、それを踏まえて
厚めの現金
持っておきたいところです。

厚めの現金
持っておいたほうがいい、
でも現金のまま
置いていても意味が無い
使った方が良い。

じゃあ、どっちがいいの?

となりますが、
どこまで攻める
どこまで守る
バランスを見ながら
やりくりしていくのが重要です。