こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
昨日の夜、
北区の保健所の前を
散歩で通ったのですが
そこで、ふと
思い出したことがありました。
「もう、18年になるのか・・・」
僕は、「2005年9月」に
東京都北区の保健所に
開業届を提出しました。
それまでは、
社員、アルバイトとして
給料をもらっていましたが、
「2005年9月」に
自営業としてスタートし、
自力で稼いでいくという
状況に変化しました。
当時、29歳だった
藤井でしたが、
確か開業初月の収入は
4万円だったと思います。
”石の上にも3年”という
言葉もあるように
このまま、徐々に
売上が上がっていけばいいかと
思っていましたが、
開業2か月目の売上は2万円、
そして、3か月目も
上昇の兆しは全く見えずに
売り上げは2万円…。
当時の銀行通帳が
残っていますが、
2005年10月29日の
残高は”60円”でした。
(60万ではなく、
10円玉が6個の60円です…)
(参考動画)貯金残高60円
https://youtu.be/ib4SGNpahEM
当時は、整形外科で
午前中のみ
アルバイトをしていたので、
毎月25日が給料日でした。
2005年10月25日に
給料として
「91060円」が
入金されたらすぐに
「91000円」を引き落として
残高が60円に
なるというような
ギリギリの生活を続けていました。
「30歳までには、
なんとかしなければ」
という焦りみたいな
ものがあったので、
とりあえず形だけでもいいので
開業してしまえという
「なんちゃって開業」でしたが、
世間は、そんなに
甘くないんだなという
のを実感しました。
当時は、不安と焦りで
眠れない日もあったり、
色々なクレームやらで、
プレッシャーに
押しつぶされそうになり、
精神的にも
相当厳しい時期もありました。
そんな時に、
偶然出会ったのが
「訪問鍼灸マッサージ」
でした。
そもそも、僕が
訪問マッサージを始めた理由は、
祖母の介護が
きっかけでした。(2005年12月)
自分の大事な祖母が、
大きな病気をして手術、
そして長期の
入退生活を余儀なくされて、
足腰はすっかり
弱ってしまいました。
自分の祖母ですから、
なんとか元気に
なってほしいと思い
週に2回のペースで
定期的にマッサージや
リハビリを行っていました。
その結果、要介護2で
自力での歩行困難だった祖母が
1年後には飛行機に
乗って九州へ2泊3日の旅行に
行けるまで回復したのです。
治療効果の高い
マッサージやリハビリを
定期的に行うことで
年齢や性別に関係なく
元気になるということを
実感いたしました。
そんな地域で
自分の祖母のように、
マッサージが
必要だけど治療院まで
通えない方の為になりたいと思い、
訪問マッサージや
訪問鍼灸の治療を
地元を中心に日々自転車で
奮闘中していました。
あれから18年…。
当時は読者ゼロだった、
配信していたメルマガも
現在は1万人を超える方に
ご購読いただいており、
僕が代表をしている
日本訪問マッサージ協会の
会員さんの数も550名強、
2005年10月の時点で
「残高:60円」だった
銀行の預金残高も、
開業当初には
想像もできなかった
金額が印字されています。
昔、口に出しても
信じてもらえなかったことを、
次々に実現してきたように
思います。
以前、「起業家」という
本も出版された、
サイバーエージェントの
藤田社長が
『孤独、憂鬱、怒り、
それを3つ足しても
はるかに上回る希望』
それこそが起業家には
必要と言っていました。
本当に、起業して最初の事は、
「孤独、憂鬱、怒り」
ばかりでしたが、
その中でも、
かすかな希望があったから
前に進めてきたのだと思います。
いろいろありましたが、
まだ働き盛りの40代です。
定年(60歳)を過ぎて、
訪問マッサージを始める方や、
中には80歳を超えてから
訪問鍼灸を始める方なども
サポートしてきたので、
そういった人生の先輩に比べたら、
まだまだ、守りに入るような
年齢ではありません。
あえて、人前では
「デッカイ夢」とか
「壮大なビジョン」
のようなものを
打ち出しませんが、
日々の出来事のなかで、
やりたいことが
次々と出てきてしまいます^^
なので、これからも
やりたいことを、
自由気ままに
やって行きたいと思います!!