こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今朝の朝食を
息子と一緒に食べたのですが、
その中で主食として食べたのが、
ご飯の上に、
シラスと刻み海苔(のり)を載せて
しょう油をちょっとだけ掛けた
「シラス&刻み海苔かけご飯」でした。
刻み海苔については、
僕の指先で適当に切ったものを
載せたのですが…。
以前テレビで報道されて
いたのを見たのですが、
刻み海苔専用のハサミ
というものもあるようです。
でも、
「刻み海苔専用ハサミ」って
需要があるんでしょうか?
実は、”海苔を刻んで
細かく切る”という目的で、
ハサミを販売していた
メーカーがあったのですが、
さっぱり売れなかったそうです…。
「きざみ海苔をさっと作れる」
というオファーで、
消費者に売り出しましたが、
全く受け入れられず
全然売れなかったようです。
確かに、一般家庭で
刻み海苔の悩みって
すごく少ないと思います。
別に、指先でちぎれますし、
家庭に置いてある
一般的なハサミでもなんとか
海苔は刻めるものですから。
でも、そのメーカーさんとしては、
せっかく作ったハサミも
在庫が多く残り、
どのように処分しようか
考えていたところ、
“あるアイデア”を思いつき、
それを実行したところ、
そのハサミは、
それまでがウソのように
“バカ売れ”商品となりました。
そのアイデアとは???
刻み海苔専用のハサミの
商品は全く変えずに
「手動のシュレッダー」として
個人情報等の
秘密書類を裁断する
ハサミとして売り出したところ
バカ売れしました。
電動のシュレッダーは
業務用のものが多く、
家庭ではコストが高く
購入できません。
通常の家庭で、カードの利用明細や
公共料金の明細などは、
それほど多くは無いけど、
いちいちハサミで
切り刻むのをとても
面倒と感じてしまいます。
そこで、安価に目的を
果たすことができる
「ハサミ」が
一般消費者のニーズに合致して
バカ売れ商品となったのです。
■「商品はそのままで
使い道を変える」
商品がそのままでも、
その使い方や
利用方法を変えるだけで、
バカ売れするという
ケースは多々あります。
・この商品は他に
応用できないだろうか?
・この商品は他に
代用できないだろうか?
・この商品は他に
転用できないだろうか?
という発想をしていると、
そこで新たに生まれた
商品やサービスは
市場で十分に戦えるものになります。
商品やサービス事態の
改良ではなく、
使い道の工夫で、捨てるには惜しい
既存商品やサービスが、
ほぼそのまま新商品や
新サービスとして
活用できるようになります。
■鍼灸(のみ)師の場合は?
鍼灸(のみ)師の方で、
せっかく高額な費用を
掛けて取得した国家資格を
全く活用していない方が
多数存在します。
多くの喰えていない
鍼灸(のみ)師は、
海苔を切るのにハサミのように、
市場が求めていないのに、
・鍼灸治療どうですか?
・鍼灸はいいですよ~!
・鍼灸は歴史のある治療法ですよ~!
と、鍼灸治療そのものを
なんとか
買ってもらおうとしています。
結果として、全然売れません。
でも、
・自分の鍼灸治療は他に
応用できないだろうか?
・この鍼灸の国家資格は
他に代用できないだろうか?
・この鍼灸師のポジションを
他に転用できないだろうか?
と発想することで、
鍼灸治療の技術を
改良・改善するのではなく、
使い道の工夫や
ポジションの移動で、
捨てるには惜しい鍼灸の
技術や鍼灸の国家資格を、
ほぼそのまま売れる
新サービスとして
活用できるようになります。
実際、日本訪問マッサージ協会に
所属している鍼灸(のみ)師の
先生の中にも、
介護関係者に対して、
鍼灸アピールではなく、
・鍼灸治療の中の前・後揉捻を
大胆に応用したり、
・鍼灸師なのにあたかも
マッサージの専門家のような
ポジションを取ったり、
・鍼灸の国家資格を
最後の切り札として活用したり、
と、鍼灸師でありながら
その枠に拘らずに
大胆な発想で行動されている方は
大きな成果を上げています。
多くの鍼灸師が、
喰えないと嘆いていますが、
発想の転換と
大胆な行動をすることで、
鍼灸の国家資格は
プラチナ資格に化けますからね^^