こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
11月も冷え込みが一段と
厳しい朝と夜が続きますが、
いかがお過ごしですか?
この時期になると、僕は毎回
「暖かった春が恋しい…。」
と、思います。
さて、鍼灸マッサージ師さんにとっても
春は、新たな活動を
始める方が多いと思います。
大きな期待と
ちょっぴりの不安を抱えて、
新たなスタートをするわけですが、
どうしても一歩を
踏み出せない方もいらっしゃいます。
以前に、メルマガ読者の方で、
先日専門学校を卒業して、
晴れて4月から
鍼灸師になられたばかりの
先生から
こんなご質問を頂きました。
◆いただいた質問
東京都 Kさん
—– Original Message —–
私は、先日都内の
専門学校を卒業して
4月から鍼灸師となりました。
鍼灸師と独立開業して、
バリバリ稼いでいきたいという
気持ちはありますが、
やはり不安な面も多いです。
藤井先生はマッサージの資格も
お持ちだと思いますが、
やはりマッサージの
資格があった方が
経営的に有利なのでしょうか?
現在、年齢も32歳ですが、
まだ実家暮らしです。
ですから早く経済的に
自立したいと思っています。
良きアドバイスがありましたら
お願い致します。
—— End of Message ——
Kさん、
ご質問ありがとうございました。
この類の質問は、
定期的に頂くのですが、
こいういった質問を
してくる方に
僕の方から逆に
質問したいことがあります。
鍼灸師の資格では食えないが、
マッサージ師の資格や
柔道整復の資格があれば
メシが食える、と
思っている方に次の質問します。
「今から厚生労働大臣が、
鍼灸師のあなたに特別枠で
医師免許を授与します。
想像してみてください。
今、あなたは
医師(ドクター)です。
医師なので、マッサージも
鍼灸も柔道整復術も
カイロをしても法的に問題ないです。
あなたはいかなる
医療行為も行える、
正真正銘の医師です。
でも、医師になったあなたは
どうやって患者さんを獲得しますか?
いかなる医療系の
資格があろうと、
結局、この問題で行き詰りますよね。
この場合
もう、
「マッサージの資格が
ないとか 柔整の資格が
ないとか医師免許が無いから
食っていけないんだ」
という言い訳が出来ない分、
余計に追い詰められるのでは
ないでしょうか。
資格のランクや資格の保有数で
仕事を取れると
思ったら大間違いです。
逆に資格の取得に
信頼感の付与の効果を
頼ろうとするのは、
自分に自信が無い事の
裏返しだと言えます。
どんな資格であっても、
患者さんの財布を開けさせて
現金を頂くという活動自体に
何ら変わりはないのですから。
もう、お分かりだと思いますが、
鍼灸師も営業や
集客が必要になるのです。
鍼灸師の中には、
営業したくないから
資格を取ったのに…という方も
実際多いです。
私は医療人として生きるんだ、
商人ではないから
営業はしない!
そのような考えを
否定するわけではありません。
否定はしませんが、
鍼灸師もお客さん(患者さん)を
相手にすることは
間違いありません。
患者さんから
依頼を受けるには、
自分の存在を知ってもらう必要が
ありますよね。
鍼灸師として開業して、
経営を軌道に
乗せるのは
簡単な道ではありませんが、
他の業種と比べれば、
500万と
3年間というお金と時間を
投資する必要がありますので、
まだまだ参入障壁も高い
=稼ぎやすいと思います。
その為にも、鍼灸院経営を
経営する鍼灸師として、
技術者と経営者の
側面を兼ね備えて
いる必要があります。