こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「自分の治療院の近くに、
営業部隊を抱えるような
訪問マッサージ会社の
店舗が出来てから、
ウチの患者さんを
取られてしまい、
売上が下がってしまった・・・」
そんな、嘆きの相談を頂きました。
近くに強そうな
ライバル店が出来た時は
確かに焦りますが、
「患者さんを取られた」
という発想は
あまり良くありませんね。
なぜなら…。
患者さんは
あなたのものではないし、
あなたの治療院のものでも
ありません。
患者さんは誰のものでもない、
というのが基本概念です。
患者さんとしては、
同じ料金を払うのであれば、
サービス内容が良い方に
流れるのは自然な事です。
だって、あなたもそうですよね^^?
お気に入りの
Aラーメン屋さんがあっても、
近所に更に美味しい
Bラーメン屋さんがオープンしたら
絶対に気になって
浮気で食べにいきますよね^^?
そして、浮気と思って
食べたBラーメンが
想像以上に美味しかったら、
乗り換えますよね。
ラーメン屋さんと同様に
訪問マッサージ院でも
患者さんやご家族さんには
選ぶ権利があります。
「患者さんを取られた・・・」
という思考は、
自分や自分の院は悪くない、
浮気する患者さんの方が悪いし、
営業マンの営業力で集客している
ライバル院が
悪いと考えてしまいがちです。
「上手く行ったらみんなのお陰、
上手く行かなかったら自分のせい」
という言葉がありますが、
上手く行かない理由は
全て自分にあります。
ですから、
「患者さんを取られた・・・」
という思考ではなく、
「リハビリ重視を
求める患者さんに対して、
ニーズに適した施術を提供できなかった。
だから、リハビリ重視型のライバル店に
患者さんが流れてしまった・・・」
「院運営が落ち着いてきてからは
定期的なケアマネ営業は
行ってこなかった。
その隙に、営業力がある他社さんが
ケアマネさんとの信頼関係を作って、
利用者さんが流れてしまった・・・」
という風に、考えるべきです。
ラーメン屋さんでも
訪問マッサージ院でも
お客さんや患者さんは、
誰のものでもありません。
いつライバルが来て
奪っていく可能性もあるし、
自由競争の中で、
誰にでも奪う権利があります。
だからこそ、日頃から
目の前の患者さんの対応が
重要になって来ます。
あなたは、強力なライバル院が
すぐ隣に出店したとしても、
患者さんが流出しない自信が
ありますか?
日頃から、
患者さんにニーズを聞いて、
そのニーズに対応し、
患者さんに満足頂いていれば
そう簡単に
奪われることはないはずです。
日々、足元しっかり見ての
対応がとても大切ですね。