「あなたに2億円渡すわ!」と言われる関係性構築

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

訪問鍼灸マッサージにおいて、
新規患者さん獲得に比べれば、
リピートを得るのは比較的容易です。

しかし、
リピートに繋げるために大切な
本質を捉えていない方は、
全然とっていいほど
リピートが取れません…。

では、リピートを
得るにはどうしたらいいのか?

もちろんノウハウや
ツールは色々とありますが、
そういったものは、ある意味小手先です。

ノウハウ、テクニック、ツールを
使う上での大前提があります。
それが何かというと、
あなたにご縁があった
患者さんを大切にすることです。

すっごく当たり前のことですが、
意外と疎かにしてしまう方が
いらっしゃいます。

目の前にいる患者さんは、
ケアマネージャーさんからの紹介、
インターネットや
電話からの問い合せ等、
ご縁のあり方は様々だと思いますが

こういった新規の患者さんに対しては、

・「本当に良くしてあげたい」

・「これ以上悪くならないように、
 自分で手助けしてあげたい。」

・「自分の持つ知識・腕・経験で
 なんとか助けてあげたい」

といった心からの気持ちがないと、
どんなにテクニックやツールを使っても、
患者さんもアホではないので
見抜かれてしまいます。

「この先生は10時に来て、
 10時20分になって
 時間が来たら今日も会話もせずに
 淡々と帰ってしまうのだな。」

といった感じに…。

おもてなしや施術を
受けたといった感じがしない
淡々とした作業であると
感じさせてしまい、
結果思いが伝らなかった場合、
リピートも何もないけです。

なので、大前提として
あなたが持っている知識経験を
全力投球して
ご縁があった目の前の患者さんに対して
誠心誠意の対応をして頂きたいと思います。

もちろん、当たり前に
思っていることだとは思います。
しかし、この気持ちが
なければリピートにも
繋がりませんので
勘違いしないで欲しいところです。

誠心誠意対応をするといった
大前提がない上で、
テクニックやツールを使っても
意味がありません。

ひとつ本当にいたいのは、
せっかくご縁があったのですから
最後まで付き合うということです。

あなたがご縁を頂いて
お付き合いする患者さんというのは、
比較的高齢の方が多いと思います。

80代90代、
100歳を超えている方も
中にはいらっしゃるかと思います。

そういった90代、
100歳代といった方たちは
お友達が少ないけです。

何故いないのかとうと、
年齢と共にお友達が
お亡くなりになってしまうけです。

年齢を重ねるにつれ、
昔のお友達が居なくなってしまって
寂しいと思っている患者さんが
非常に多いけです。

そういった中で、娘さんなどの
ご家族とも離れて暮らしていたり、
施設に入って暮らしている人たちは、
本当にお友達がいないということで、
私たちマッサージ師や鍼灸師の訪問を
楽しみにしている方、
お友達としてお付き合いしている方も
いらっしゃいます。

リピートも目標として
大事ですが、目指すところとしては
ご縁があった患者さんとは
人生最後のお友達として
付き合えるような関係
構築していくことです。

当協会の施術者さんの中には、
担当患者さんから

「私の遺産2、全てあなた渡す!」

と言われるような関係
作っている方もいます。

遺産2を貰うのかどうかは別にして、
目の前の患者さんを良くしたい、
これ以上の悪化を
防ぎたいといった、
何とかしてあげたいという
気持ちを強くもった上で
日々の施術に
対応していただければと思います。