危険!貯金ゼロの鍼灸マッサージ師たち・・・

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

以前にセミナーを開催する際に
Googleフォームで
申し込みをしていただいたことがあります。

実はその応募者の中で、
気になったことがあるのです。

それは、応募フォームに

・現在の貯金額は?

という項目があるのですが
その項目について、
応募者の約8割の方が

貯金ゼロ(無貯金)」

ということなのです。

これが、20代の鍼灸マッサージ
安月給で修業中ということでしたら
理解できなくもないのですが、
30代、40代で奥さん・子供がいる方も
貯金ゼロ(無貯金)」という方が
多くてちょっと心配になりました。

考えてみると、
貯金ゼロ(無貯金)」の状態というのは、

・そもそも給料が安すぎて
 貯金できない状態

・沢山稼いでも、稼いだ額と同等の
 お金を使ってしまっている状態

のどちらかです。

実は、お金を稼ぐ能力と
お金を維持管理する能力は
全く別物です。

たちは何かとお金を
「稼ぐ」能力ばかりに
注目してしまいます。

「独立開業で年収1000万円!」
という言い方も、
入ってくる額だけしか
言い表していません。

しかし、仮に
1000万円稼いだ鍼灸マッサージが、
1200万を使ってしまったならば、
その人は200万円の
借金が残ることになります。
そういう人のことは、一般的に
「お金持ち」とは呼びません。

稼ぐ額が大きいかどうかが問題ではなく、
幾ら手許に残せるかが
問題になってきます。

治療院経営でも、言いますよね、
「売上額じゃなくて、利益率が大事だ!」って^^

また、鍼灸マッサージさんで独立開業して
1年目で弾けてドカーンと稼いだりすると、
今まで、6畳の一間の
アパート(家賃4.5万円)に住んでいたのに、
すぐに生活を「アップグレード」させてしまい、
2LDKの新築デザイナーズマンション
(家賃22万円)に
引っ越してしまう人もいます。

あとは、自己啓発のセミナーに触発されて、
セルフイメージを上げるためという理由で、
やたらとブランド品のスーツを買ったり、
高級レストランで食事をするなどの
「ぜいたく」をしたりしちゃう人もいます。

そうすると、
いくら1000万円稼いでも、
稼いだ額が増えた分より、
出ていく額が増える分の方が
多くなってしまったりするのです。

お金というのは、ある日突然
貯まるというものではありません。

お金を貯めるには、
お金の習慣を変えることが重要です。

「お金の習慣」を変えることで、
たちは「お金がない」という
問題から解放されていきます。

そもそも、あなたは
「お金が貯まる黄金の比率」
というものを知っていますか?

この比率を守ると、
自然とお金が貯まる体質になってきます。

それは、

・収入の2割:貯金

・収入の6割:生活費

・収入の2割:自己投資

という比率です。

月収30万円の
鍼灸マッサージであれば、

・収入の2割:貯金(6万円)

・収入の6割:生活費(18万円)

・収入の2割:自己投資(6万円)

という比率になります。

現在、「貯金ゼロ(無貯金)」の
鍼灸マッサージが収入の2割を
貯金に回すのは最初はキツイかと思います。

でも、「収入の2割を貯金」というのは
日本の社会人としては
常識な数値と言われています。

僕の知人で、元大手銀行の
融資担当をしていた方がいるのですが、
その彼曰く、
「収入の2割の貯金
 出来ないような人には融資はしない」
という暗黙のルールがあるそうです。

つまり、年収300万の
社会人10年目の33歳であれば
貯金額は累計稼ぎ額の3000万円の
2割で600万程度は
持っていないと、
融資の対象から
外れてしまうということです。

鍼灸マッサージさんは、僕を含めて
社会のレールからはみ出した
アウトローな方が多いので、

・「そんな銀行の常識はクソくらいだ!」

・「俺は銀行なんかに頼らないで生きていく!」

・「社会の常識こそ疑うべきだ!」

と思う方もいらっしゃいますが、
世間一般的には、
そういう考え方なんだと

理解しておくといいです。

そうやって、収入の2割を貯金をしつつ、
出来るだけ贅沢な生活を排除して、
その分を自己投資に回して
自分の能力を上げていって、
より多く稼げるような自分に成長していく。

この黄金比率を守ることで、
「お金が貯まる体質」に
なっていくでしょう。