2025年以降の訪問マッサージの見通し

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

訪問マッサージ訪問鍼灸で、
短期間でガツンと売上を上げて、
今現在も安定的に
収益を上げている方は
数多くいらっしゃいます。

そして、2025問題と言われる、
戦後のベビーブームに生まれた
「団塊世代」が
75歳になるタイミングで、
介護を受ける高齢者も増えていく。

その後、2042
高齢化のピークを迎えて、
2065まで高齢化社会が続くことが
決定しています。

今後、右肩上がりで
どんどん需要が伸びて
もっと、もっと
ニーズが増えていくとは思うが、
一体、いつまで続くのか?

この辺りが心配になるのは
ごもっともだと思います。

僕は、2005から訪問マッサージ
訪問鍼灸をやっており、
様々な質問を頂きますが、
その中でも、
定期的に頂く質問の一つが、、

訪問マッサージは、
 いつまで稼げますか?」

と言う質問です。

ただこれは、とても不思議な質問で、

「ラーメン屋さんは一体、
 いつまで稼げますか?」

という質問と
何ら変わらないと思っています。

「稼げるラーメン屋さんは、
 いつの時代でも
 圧倒的に稼ぎますし、
 稼げないラーメン屋さんは
 いつの時代も稼げない。。」

と言うのが、僕の結論です。

また、稼げるラーメン屋さんでも
自助努力だけではどうしようもない
コロナの影響を受けた場合は、
家賃や人件費が払えずに
一気に廃業してしまうこともあります。

人生何が起こるか分かりませんので、
いつまで良い状況が続くのかは
誰も予想できないところではあります。

そもそも、

→「いつまで稼げるか?」

と言う考え方を
変える必要があります。

どの時代においても
その時々に応じた
稼ぎ方が存在します。

訪問マッサージ訪問鍼灸の
業界に目を向けると、
そもそも、少子高齢化に伴い
高齢者を対象にした
ビジネスはこれから加速度的に
どんどん増えていきます。

日本の人口は全体的にみると
減少傾向にありますが、
全国各地で高齢者の割合は
どんどんどんどん
増えてきています。

つまり、これからの時代は、
訪問マッサージ訪問鍼灸を
やる、やらない関わらず、
高齢者を対象にした
ビジネスをやらないと
厳しくなっていくということです。

現時点で、
訪問マッサージ訪問鍼灸が
どういう方向性になるかはわかりませんが、
鍼灸マッサージの保険制度も含め、もともと、
広く一般の国民のために
有益な制度であるべきものですので、
どの制度にも当然変更や
見直しなどはあるでしょう。

しかしながら、
「病院から在宅へ」という
政府の方針がある中で、
少なくとも、この数以内に
保険制度が全く使い物にならなくなって
消えていると言う事は考えにくいです。

柔道整復の保険については、
僕が鍼灸学校に
入学した当時(2002頃)から

「柔道整復の保険は終わる・・・」

と言われてきていました。

約20以上前から
無くなる無くなると騒がれていますが、
未だに存続しているように、
鍼灸マッサージの保険制度も
料金の変更などはあるでしょうが、
基本は現状路線で推移して行くと思います。

ただ、おっしゃるとおり
誰もが先の事は分からないですし、
一個人が制御できる要素ではありません。

「地震が来たらどうしよう?不安…」と
言っても、個人の力で
地震を制御できないように、
「保険制度の変更があったら?不安…」
といっても、個人の力で
制御できるものではありません。

制御できない不安は、
深く考えないことです。

地震が来てもいいように
最低限の用意をするのと同じで、
保険制度が存続するように、
訪問治療院として
効果のある治療と、
正しい請求を続けていくことが
現場の施術者がするべきことです。