こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは、
鍼灸マッサージ師としての
適正年収がいくらなのかって
興味ありますか?
国家資格を取得してからの年数、
臨床の中で施術した総数、
技術講習会に参加した数、
また、自分の年齢や性別などを鑑みて、
鍼灸マッサージ師としての
自分はどれくらいの
年収が適正なのか?
これは結構、気になりますよね。
先日、Googleの
検索広告(PPC広告)を見ていた時に、
「マッサージ師としての
適正年収を貰ってますか?」
という広告が目に入ってきました。
気になったので
クリックしてみると、
「気になる年収相場を
すぐにお伝えします!
無料年収診断テスト」
というページに飛びました。
年齢や資格取得からの年数、
治療現場での経験の有無など
簡単な質問に答えると
自分の適正年収が診断されます。
そして、 最終的には、
「転職なら〇〇!」
と転職サイトに誘導されます。
さすがに、
僕自身は転職を考えていませんが、
もし、勤務時代に
今の年収が適正年収を
下回っていたら
転職も少しは考えたかも知れません。
このような広告は昔から
ありましたが、
改めて見ると
これって結構すごい広告ですよね。
だって、
転職を考えていない人に対して、
転職を検討するように
持っていけるわけです。
転職業界というのは、
成果報酬で対応している所が多いので、
人に動いてもらわないと
報酬が発生しない業界です。
でも、人って
そんなに簡単に動かないものです…。
転職というのは人生においても
大きなイベントですから、
そう、何度も何度も転職を
繰り返すことって多くありません。
また、転職を考えていて
他社の給料や条件を
調べて良さそうだと感じても、
今まで、働いてきた
職場でのキャリアを捨てて、
新しい職場でゼロから
人間関係を作って
成りあがっていくのって
結構難しい部分もあります。
なので、
「だったら、
今の職場のままでもいいかなぁ・・・」
って思うのが普通の感覚です。
これが、
明らかに給与水準が低すぎるとか、
顔も見たくないような
先輩治療家がいるような
職場でしたら話は別で、
すぐに転職に向かうでしょうが。
「適正年収がいくらなのか?」
という広告はある意味、
顧客を作り出す広告です。
この広告は、このまま今の勤務先で
一生働くようなことを
イメージしていたような
完全に対象外のお客さんを
「これから転職するかも
しれない顧客」に変えて、
診断結果によっては
「今すぐ転職する、
超優良顧客」にすることができます。
しかも、たった3分の
無料診断テストだけでです。
もしあなたの治療院でも、
全くニーズがない方を
「ちょっと、施術を検討してみようかな」
と思わせることができれば、
もっと、楽に新規患者さんを
獲得できると思いませんか?
この広告は、これを
実現しているわけです。
では、どうすれば
顧客の心情をこのように
変えることができるのでしょうか?
ポイントは、
「何に気づけば、あなたの
治療院で提供しているサービスを
検討してくれるのか」
を考えることです。
転職業界の場合、
「何に気づけば、
転職を検討してくれるのか?」
を考えたときに、
自分の今の適正年収が
思ったよりも低いと気づけば、
転職を考えるだろう
と思ったのでしょう。
あなたの治療院で提供している
訪問治療のサービスでは、
患者さん、ご家族さん、ケアマネさんが
何に気づけば、 サービス導入を
検討をしてくれるでしょうか?
もし、これを知ることが出来れば、
そのことに
気づくような無料診断テストを
作って広告を出せば、効率よく
新規患者さんの
獲得に繋がるかもしれません。
「何に気づけば
検討してくれるのか?」
年末年始の時期に時間を取って
考えてみてはいかがでしょうか?