娘と一緒に死ぬために人工呼吸器を外した…

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

何とも言えない、
悲しいニュースが流れて来ました。

↓↓↓

—- Original Message —–

「娘と一緒に死ぬために人工呼吸器を外した」 
在宅介護の娘(7)を死亡させた疑いで
44歳の母親を逮捕

福岡市のマンションで、
人工呼吸器を付けていた
7歳の女の子が
心肺停止となりその後死亡した事件で、
警察は44歳の母親を
殺人の疑いで逮捕しました。

捜査関係者によりますと
「娘と一緒に死ぬために人工呼吸器を外した」
と話しているということです。

*女の子は特別支援学校の2年生
警察によりますと、
女の子は特別支援学校の2年生で、
人工呼吸器を付けなければ
自力で呼吸することができず、
在宅で介護を受けていたということです。

取り調べに対し母親は、
「私が自宅で娘の呼吸器から器具を取り外して
 殺してしまったことは間違いありません。
 娘を殺して私も死のうと
 思ってやってしまいました。
 今はとにかく元に戻りたい、
 娘に会いたいです」
なとど話し、
容疑を認めているということです。

警察によると、死亡した女の子(7)は、
先天性の疾患で
呼吸器がなければ生命が維持できず、
自ら動くことができない状態でした。

学校に頻繁に行ける状況ではなく、
訪問介護を利用しながら、
母親と父親が日常的に
介護していたということです。

(Yahoo!ニュースより、、、)

—— End of Message ——

とても悲しいニュースです・・・。

訪問マッサージは高齢者が
受けるイメージがありますが、
小さなお子様の施術に入ることもあります。

医療ケアが必要な
お子様を育てるご家庭では、
親御さん(主にお母様)が日常的に
非常に大きな負担を抱えているケース
が少なくありません。

お父さん仕事で
日中は外に出てしまいますが、
お母さんは24時間つきっきりで
対応するケースもあります。

マッサージは、
週2回程度(1回当たり30分程度)なので
1週間の中で直接かかわるのは1時間程度です。

この1時間の中でお身体の状態を少しでも
楽にするという対応をさせて頂きますが、
お母さんは、基本的には1日24時間、
1週間で168時間を共に過ごす必要があります。

特に、生命維持に必要な医療機器を
使用しているお子様の場合、
24時間体制での見守りが必要なので
夜もグッスリ眠れないこともあるでしょう。

以前、施術で入らさせて頂いた
ご家族ですが、お子様への
施術が終わった後に
5分程度ですが、
お母さんの肩こりや腰痛のケアも
対応していたことがありました。

お母さんが
少しでもリフレッシュすることで、
お子さんの介護の負担を軽減し、
心にゆとりを持っていただける
お手伝いができればと考えていました。

2025年問題で
75歳以上の方が増えていく中で、
ニュースでも伝えられたような
深刻な事態は、
決して珍しいことではなくなってくるはずです。

家族だけで在宅で
介護を抱え込む状況が長く続けば、
いずれ誰かが
心身の限界を迎えてしまいます。

それは決して「誰かのせい」という
話ではなく、
十分なサポート体制が整わない環境が
大きく影響しているのです。

訪問マッサージ、訪問鍼灸を受ければ
全てが解決できるものではありませんが、
これから増えてくるであろう、
在宅でのケアが必要な
ご家庭に少しでも寄り添えるよう、
サポートに力を入れていければと思います。