女性施術者の為の脱セクハラ対策

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

「お宅の治療院は、
 女性の先生はいますか?」

これは、ケアマネさんやご家族さん、
また患さん本人からも
良くいただくお問い合わせです。

施術にあたって、患様は、
女性施術様による施術
求められることがよくあると思います。

高齢の女性さんは、
女性施術だと安心ですし、
高齢の男性患さんも
女性施術だと
何故かウキウキします^^

なので、在宅の現場では
女性施術のニーズが高いのですが、
実際の現場でプレーしている
施術の割合は、

「男性90%:女性10%」

と、
圧倒的に女性
施術の割合は少ないです。

そんな状況下でも、
他院との差別化を図るために、
女性施術の採用に
力を入れている施術所も多いはず。

求人にあたっての文言にも
男女雇用機会均等法に
抵触しないように気を使い、
女性が活躍中」とか
「主婦(夫)の方も歓迎」等
駆使し、やっと応募があった
女性からの求人。

女性施術と面接する時に
注意しなくてはならない
ポイントがあります。

女性施術は、
在宅(密室)での
施術に不安を抱えている方も多いので、

「貴院は患からの
 セクハラ対策をどのようにお考えですか?」

という質問を
してくる方もいらっしゃいます。

これを聞いて、えぇーっ、、、、

「たしかに、訪問で患様の
 ご自宅に行き、施術をして
 いただくわけだから、
 患様と二人っきりになることもあるが…。

 先に、そんなことを言われたら
 訪問専門の事業が
 成り立たないんじゃないのか…。」

と思う事でしょう。

ここは、きちんと
説明しなきゃいけないことはわかるので、
当院としての考えを
お伝えする必要があります。

例えば、、、

<院長(つまり、私)>

・どの患様も、
 セクハラをしてくるというわけではない

・しかし、万一そのような
 場面に遭遇した場合、
 途中で施術をお止めていただいて構わない。

・状況は都度ご報告いただき、
 院内でも情報共有させて頂く。

・家族やヘルパーさんなど
 第三がいらっしゃる状況で
 ご施術していただくか、
 担当変更等の対応も可能。

・私共の職員が
 同席するなどの対策も可能。

・さらに、悪質な場合、
 その患様のご施術
 お断りするという選択肢もアリ

女性施術様として、
ほぼ密室で患様と二人だけという
状況に対する
ご不安な気持ちはとてもわかります。

なお、すべてがそうではないということを
ご理解いただければと
思います、と言った感じに。

女性施術の場合は大なり小なり、
在宅(密室)での施術に対して
不安を抱えていることがあります。

ただ、面談の時に

「貴院は患からのセクハラ対策
 どのようにお考えですか?」

と聞いてくる施術については、
もしかしたら
過去にトラウマになるような
辛い経験があった可能性があります。

ですから、
そのような質問が来た時には
当院の方針はこうだよ!と説明する前に、

「なぜそのように思われたのでしょうか?」

と、一度質問してみると良いです。

相手のバックグランドを
把握してからの方が
適切な対応ができる可能性が高まります。

状況をおさえつつ、

防犯ベルを貸与。

施術中の会話を録音。

女性の患様からの依頼限定の対応。

といった
ご提案なども出来たりします。

真に女性施術様を必要としている
様のために、
施術ファーストの
目線での対応が出来ると良いですね。