完璧主義がビジネスを潰す!

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

最近、こんなご相談がありました。

「先生、いずれ
 開業したいと思ってるんです。
 でも、まだ技術面でも不安があって…」

「優秀な施術者を採用できるように
 なったら動きたいんですけど、
 今はまだ…」

この気持ち、痛いほど分かります。

でも、断言します。

“理想的な状況”は、一生来ません。

いや、正確に言えば、
どれだけ売上が伸びても
「理想」には届かないんです。

たとえば、月商50万円を
超えたら余裕が出るかというと、
次は「人を雇いたいけど不安…」という
悩みが出てくる。

月商100万円になっても、
「売上は上がったけど、レセプトや
 管理業務が大変すぎて…」
という課題が襲ってきます。

つまり、
“理想”を待っていたら、
一生スタートできない。

この事実に、早く気づけるかどうかが
分かれ道なんです。

そして、スタートできない
もう一つの原因は、
「リスクが明確じゃない」から
という点があります。

採用が怖い、赤字になったらどうしよう、
患者さんが来なかったら…など、
漠然とした不安を抱えてしまう。

でも、ここで重要なのが、
行動してみないと、
本当のリスクは見えないということ。

たとえば、健康診断で
「何かの数値が悪い」と
言われて不安になったとします。
でも、ちゃんと検査して
「ステージ1の○○です」とわかれば、
策が取れます。

事業もまったく同じで、
やってみて初めて
「これくらいなら対策できるな」と
現実が見えてきます。

では、どうすればいいのか?

答えはシンプル。

「とにかく、早くやれ。
 そして、やりながら上手くなれ。」

これしかありません。

僕が見てきた成功している
院長さんたちは、
みんな口を揃えて言います。

「最初から完璧なんて無理だった。
 でも、やってみたから分かった

そうなんです。
理想を追い求めて
スタートが遅れるよりも、
不完全でもまず動く人の方が、
圧倒的に成長スピードが早い。

ビジネスは、
「1勝9敗でOK」の世界です。

1つの成功を掴むために、
9回試す価値がある。

採用にしても、
チラシ配布にしても、SNSでも、
全部そうです。

最初から100点を狙うのではなく、
60点でもアウトプットして、
フィードバックを受けて、改善する。

それを繰り返すことで、
やがて90点を超えるんです。

完璧を求めるのではなく、
「78%=黄金比が出せたら合格」
というくらいの感覚で、
どんどん実践していきましょう。

「理想が揃ったら始めよう」ではなく、
「まず始めて、
 やりながら揃えていく」思考へ。

これが、成功する経営者の共通点です。

参考動画:理想は捨てろ