こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今、アメリカでは
「ブルーカラービリオネア」という
現象が話題になっています。
たとえば、配管工や
エアコン修理工などの技能職が、
医者や弁護士を
超える年収を手にしているのです。
配管工やエアコン修理の仕事なんて、
高卒(中卒)のお
兄ちゃんがやるような
肉体労働で、
疲れる割には儲からないでしょ?
と思っているかもしれませんが
アメリカで起こっている現象は
少し遅れて日本でも現れます。
先日、アメリカの大富豪の方の
お話を聞く機会があったのですが、
よっぽどの専門家でない限りは
ホワイトカラー系の業務は
AI(ChatGPTなど)が賄える。
もう、企業は高い人件費を払って
ホワイトカラー系の
仕事をさせることは
『なくなってきている』
というようなことを
話しておりました。
「それ、アメリカの話でしょ?」
と思った方もいるかもしれません。
でも、実は日本でも
すでにその兆候が出てきています。
建設業・電気・配管・整備といった
技能系職種の求人倍率は高騰しています。
一方で、一般事務・経理・企画などの
ホワイトカラー系の職は飽和状態です。
企業も“学歴より技術”を
求めるようになってきています。
この流れを生み出している
最大の要因こそ、AIの進化です。
AIが真っ先に代替するのは
「ホワイトカラー」です。
AIは、情報処理・
言語理解・論理構築が得意です。
つまり、
・経理や法務のルーチン業務
・営業資料の自動作成
・カスタマー対応の自動化
など、「ホワイトカラーの定型業務」
がどんどん機械に置き換わっています。
一方、人の身体に触れ、状態を観察し、
リアルタイムで施術を調整する。
これは、AIが極めて苦手な分野です。
AI全盛時代ですが
訪問マッサージはまさに
「AIに代替されにくい仕事」なんです。
「手に職×対人力」こそ、
これからの勝ち筋かもしれません。
なぜなら、訪問マッサージの仕事は、
・身体の知識を使った技術職
でありながら、
・人間関係と
信頼で成り立つ対人サービス
でもあります。
この“手に職×人間力”の
ハイブリッド型の働き方は、
これからの時代にこそ、
最も価値が
高まっていくと考えています。
患者さんの感情や生活背景を読み取り、
その場で
「今日はここを重点的にやろう」と判断する。
そんな臨機応変な施術、
現時点のAIにできますか?
できないですよね。
今までは、アメリカでも日本でも
・大企業に入る
・ホワイトカラーとして出世する
・安定した給与を貰う
こうした価値観が“正解”でしたが、
それはもはや崩れつつあります。
代わりに求められているのが、
「生活に直結する仕事を、
確実にこなせる力」です。
訪問マッサージは、
超高齢社会の
日本において今後も需要が落ちにくく、
資格があれば
未経験でもスタートできます。
設備投資も不要。
大げさな集客や広告がなくても、
地域密着型で
食べていけるビジネスモデルです。
アメリカでは、大学に行かずに
訓練校へ進む若者も増え、
ブルーカラーの
地位が逆転しているそうです。
この流れは、日本でも確実に来ます。
むしろ、もう始まってる。
「手に職」がある人は食いっぱぐれず、
ホワイトカラーの過当競争をよそに、
安定した生活を
築いていける流れが加速していく。
訪問マッサージは、
その先端を走る仕事のひとつ。
そう思っている方にとって、
訪問マッサージは“ブーム”ではなく、
長期的に価値が高まり続ける
仕事になっていくでしょう。








