施術者採用の“丸投げ”は危険!

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

普段、お世話になっている
マーケティング会社の
担当者さんから
退職のメッセージを頂きました。

↓↓↓

—– Original Message —–

藤井様

いつもお世話になっております。

株式会社〇〇のYでございます。

私事で恐縮ですが、このたび12月末を
もちまして退職することとなりました。
なお、最終出社日は
12月10日を予定しております。

これまで藤井様には
ご支援・ご厚情を賜りましたこと、
心より御礼申し上げます。

今後のご対応につきましては、
後任のSが担当させていただきます。

スムーズに引き継ぎを行うため、
お打合せのお時間を
いただければと存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社 Y

—— End of Message ——

世の中的に、12月末で退職するという
ケースは多いですよね。
ここ2か月間で転職活動をされて
1月からは別業界で働くそうです

訪問鍼灸マッサージ業界の
転職市場においても
冬のボーナスを貰ってから退職し、
1月から新天地で活躍したいという
鍼灸マッサージ師は多いです。

訪問鍼灸マッサージにおいて、
施術者の採用はとても重要な課題ですが、
その課題を解決すべく、

「採用をまるっとお任せください
 (採用丸投げ)」

・求人広告を丸投げ
・SNS採用を丸投げ
・求人LP制作を丸投げ

のような「採用丸ごと請負サービス」
を提供している企業さんを
目にするようになりました。

一見すると便利そうですが、
これは危険だと考えています。

理由は非常にシンプル。

それは、
丸投げ採用は誰が作っているのか
一切わからないという点です。

・制作担当の技量が不明

・採用ノウハウが本当にあるのか不明

・どんな分析をして
 求人を組み立てているのか不明

・理念や院のカラーを無視した
 文章が突如届く

これ、完全に“運任せ”なんです。

当たれば応募が来るかもしれませんが、
外れれば時間・費用・機会の
全てが失われます。

訪問鍼灸マッサージ業界において
施術者採用で成果を出すには、実は…

・ターゲット分析
・求人文章(コピーライティング)
・デザイン
・媒体ごとの運用
・改善の技術

この 5つのスキルがすべて必要。

担当者の能力で
結果が天と地ほど変わります。

さらに、
丸投げ採用の最も危険なポイントは、
契約が終わった瞬間、
院に「何も残らない」こと。

採用は一度で
終わるものではありません。
訪問鍼灸マッサージ院の事業を続ける限り、
ずーーっと続きます。

にもかかわらず、
外注の成果は
“一瞬の出来事”で終わってしまう。

そして、近隣のライバル院が
強い求人を打った瞬間、
応募はピタッと止まる。

これは 採用市場の
ゼロサムゲームの宿命です。

解決策はひとつだけ。
それが「採用の内製化」です。

内製化とは、
「採用の仕組み・ノウハウを院の資産にする」
こと。

たとえば…

・求める人材像の言語化
・競合分析
・求人媒体ごとの訴求軸
・求人文章の構成ルール
・応募後の動線
・改善手順(PDCAの型)

これらが院内に蓄積すると、
外部環境が
どう変わっても採用が強くなります。

ただし、内製化には
“落とし穴”があります。

実は、多くの治療院が
内製化に挑戦し、失敗します。

その理由は、
「正しい型」を知らずに
取り組んでいるからです。

・何から始めるのか
・どんな順番で設計するのか
・どのように改善するのか
・どの基準で判断するのか

これが曖昧だと、
途中で必ず迷子になり、
採用の成果が安定しません。

この辺りを明確にして、
採用活動を内製出来るよう
院長として整えていきたいものですね!