こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、友人の社長から
少し面白い話を聞きました。
「子どもが地元のスポーツ能力
測定イベントに参加した」
というものです。
専門スタッフが、走る・跳ぶ・投げる
などの基礎運動をチェックし
その結果をもとに個別アドバイスまで
してくれるイベントだそうで
そのお子さんは
特別スポーツをしているわけでもなく、
普段は“ごく普通の小学生”。
ところが測定結果は、
「基礎能力は平均以上。
何かに本格的に
取り組めばまだまだ伸びますよ」
という評価を頂いたそうです。
僕はその話を聞きながら、
「経験って本当にすごい」
と改めて感じました。
だって、やったことがないことが
上手くできないのは当然です。
でも、経験することで
能力は“初めて芽を出す”もの。
訪問治療院経営もまったく同じです。
たとえばスタッフ育成。
最初はぎこちなくても、
経験の場を与え、
少しずつ成功体験を積ませることで、
新人施術者でも見違えるほど成長します。
逆に、最初から完璧を求める院長ほど、
スタッフの成長スピードを
遅らせてしまうことも多いです。
そしてこれは、
院長自身にも当てはまります。
「インスタなどのSNS発信は苦手」
「介護施設内で
イベントを企画したことがない」
「外部と業務委託連携したことがない」
こうした理由で、
新しい挑戦を避けていませんか?
でも、本当に大事なのは
「やったことがあるかどうか」
ではなく、
やってみる勇気があるかどうか。
取り組んでみるから課題が見え、
課題が見えるから改善ができ、
改善を繰り返すから“経験値”が増える。
その積み重ねが、
治療院の基礎体力を確実に底上げします。
能力は生まれつきの才能ではなく、
“経験によって磨かれるもの”。
今回のスポーツ測定の話は、
「伸びしろは誰にでもある」という
当たり前だけど忘れがちな事実を、
もう一度気づかせてくれました。
スタッフも、
院長も、子どもも、大人も。
大事なのは現在の能力ではなく、
これから伸びる力を信じること。
もしあなたの院でも、
新しい取り組みを始めたいと思っているなら、
「準備が完全に整っていないから…」
とストップするのではなく、
まずは、小さく一歩動いてみてください。
経験が人を成長させ、
成長が結果をつくります。
スポーツも経営も、
本質はまったく同じです。









