宝くじは最も割に合わない投資

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、東京の
中央区界隈を歩いていたら
物凄い行列を見かけました。

一体何の行列なのかと、
近くまで寄ってみて
その正体が分かりました。

↓↓↓

—- Original Message —–

「年末ジャンボ宝くじ」販売開始…
1等・前後賞合わせて
10億円の「夢」求め行列

1等と前後賞を合わせて
10億円が当たる
「年末ジャンボ宝くじ」の販売が、
全国でスタートした。

東京・銀座の宝くじ売り場
「西銀座チャンスセンター」では、
販売開始の午前8時半に
約350人の列ができた。

(Yahoo!ニュースより、、、)

—— End of Message ——

毎年恒例ですが、
販売スタートとなると、
過去に当選確率の高い売り場に
真冬にも関わらず
行列を作って順番を待つ人で溢れる姿は
風物詩的になっていますね。

宝くじって買う人は
毎回毎回買うそうですが、
そういう人って、各自治体に
お金を払っている(納税)のと
同じだということを
分かっているんでしょうかね?

列に並んでいる人の中には、

宝くじは夢を買う行為だ』 

と言う人がいますが、
普通の知識や教養がある方なら
呆れてしまうでしょう。

毎回、この行列を見ると思うことは
宝くじという巧妙な名前の裏に
隠された残酷な事実です。

宝くじの還元率は
45%程度に過ぎません。
半分以上は宣伝費や地方自治体への
交付金として使われているのです。

1000円買ったら
550円を差し引かれて、
残りの450円を購入者の中で
再配分する仕組みです。

集めたお金から胴元が半分以上を
差し引かれてしまうので、
宝くじは、
”愚か者に課せられた第2の税金”
と言われています。

このブログを読んでいる人で
宝くじ売り場に並ぶような方は
いらっしゃらないと思いますが、
万が一、買っている人がいたとしたら
次回からはスルーすることをお勧めします。

なぜなら、宝くじ
「買った瞬間に負け決定」だからです。

宝くじは買った時点で
「負ける勝負」をしていることになります。

あなたは「期待値」という
言葉を聞いたことありますか?

期待値とは、投資した額がいくらに
なって返ってくるか?の
確率を数値化したもの。

たとえば、100投資したら、
いくらになって返ってくるか?

100投資して110になって
返ってくるならプラスの期待値。

逆に100投資して90になって
返ってくるならマイナスの期待値。

あなたが投資する際、勝負する際は、
この「期待値」を
あらかじめ計算することが大事。

それで、日本の宝くじは、
平均的な期待値が45と
恐ろしく低いことが特徴です。

仮に宝くじ
10000円分買ったとすると、
その瞬間に5500円が
日本宝くじ協会によって
差し引かれてしまいます。

つまり、買った瞬間に
半分以上(約55%)
持って行かれてしまうんですね。

考えてみてください。

・買った瞬間に価値が
 半額になる不動産に投資しますか?

・買った瞬間に価値が半分になる
 株に投資しますか?

絶対にしないですよね。

こういった面から、
宝くじほど、合わない
ギャンブル(投資)は他に無いです。

いずれにせよ、
あなたの大事なお金を使う際には
「期待値」を考えて使う必要があります。

期待値とは、

【確率 × 期待収益】です。

つまり、

「どれくらいの確率で、
 いくらを得られることが
 期待できるか?」です。

例えば、

・年末ジャンボ宝くじ

・「株式投資

で考えてみた場合どうなるか?

宝くじの期待値は、
0.45です。

仮に
10000円の宝くじを買うという事は、

10000円×0.45=4500円

を受け取ることが期待される、
ということです。

・10000円で宝くじを買います。
 4500円を受け取ります。

また、

・10000円で宝くじを買います。
 4500円を受け取ります。

また、
・10000円で宝くじを買います。
 4500円を受け取ります。

これを繰り返すとどうなっていくのか?

当然、お金が減っていきます。

見るべきは、
1等賞金が7億円。
1等の前後賞が各1億5000万円、
1等7億円が22本、
前後賞1億5000万円が44本、
2等1000万円88本、
3等100万円が880本などの
金額や当選本数ではなく

「期待値」です。

一方で、「株式投資はどうなのでしょうか?」

株式投資の期待値は、

1.07程度と言われています。

もし、
10000円の株を買ったとしたら
10700円になる。

つまりプラスの700円(7%)は、
配当金や値上り益などによって
資産を増やせていることが期待できます。

・株を10000円、買いました。
 資産が10700円になりました。

また、

・株を10000円、買いました。
 資産が10700円になりました。

また、
・株を10000円、買いました。
 資産が10700円になりました。

しかも、これは単利で株を
購入した場合のケースです。

つまり、
毎回毎回、10000円ずつしか
株を買わなかった場合の話。

もし増えた700円分を再投資する
複利の場合は、どうなるでしょうか?

・10700円で株を買いました。
 資産が11449円になりました。

今度は、
・株を11449円分で買いました。
 資産が12250円になりました。

その次は、
・株を12250円分で買いました。
 資産が13107円になりました、、、

更に次は、
・株を13107円分で買いました。
 資産が14024円になりました、、、

・・・

これを繰り返していけば、
お金が増えていきます。

「そんな上手く行くのか?」

と思うかもしれません。

そもそも、
株式投資だとなぜ、
期待値が1.0を超えるのか?

理由は、お金の特性にあります。

「お金は寂しがり屋」

というコトワザがありますが、
お金は、寂しがりやなので
お金(仲間)がいっぱいあるところに
集まります。

では、世の中で
お金が一杯集まっている所はどこか?

それが、株式市場です。

世界中の寂しがり屋のお金が
集まってきて、株価全体が上がるので
期待値も1.0を超えることになります。

これから年末に向けて
宝くじのニュースなどを見る機会も
増えていくと思いますが、

「これは、お金が増えることが
 期待できるような『お金』の使い方か?」

を考える習慣は、持っておきたいですね^^