検索離れの時代の訪問治療院選択術

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

最近、息子と会話していると
「同じ“調べる”でも、
 ここまで違うのか」
と驚かされることが増えました。

僕たち世代だと、
分からないことがあればまず 検索

ところが今の若い世代は、

「とりあえず SNS で聞く」
「AI にそのまま質問する」

これが当たり前なんですね。

実際、SNS を見ても

「○○ってどうしてる?」
「おすすめの○○ありませんか?」

という
“質問ベース” の投稿が増えています。

つまり今は、
ただキーワードを入れて
検索して情報を探す時代”から、
“誰かやAIに
 直接聞いて答えをもらう時代へと
静かにシフトしてきているんです。

これ、訪問マッサージの世界にも
めちゃくちゃ関係があります。

長からよく
「どうすれば
 もっと地域に選ばれますか?」
と相談されますが、

これからの時代に合う
答えははっきりしていて、
患者さんもケアマネさんも、

“調べて選ぶ” のではなく
“人を経由して選ぶ” ようになる

ということです。

具体的には、

・知っているケアマネに聞く
・信頼できる人に聞く
・SNSコミュニティで聞く
・以前に関わったに声をかける

検索して比較…
という行動は確実に減っていきます。

つまり、
“人を経由して選ぶ”という動きが
もっと強くなるということです。

検索時代は「情報量」が強かった
◆質問の時代は「信頼値」が強くなる

ここが非常に重要なポイントです。

だからこそ長として必要なのは、
ネットでの情報発信よりも、
人との接点・記憶・信頼の蓄積なんです。

では、信頼を積み重ねるポイントは何か?

僕が多くの成功に共通して感じるのは、
次の3つです。

1:“会ったときの印象”が一貫して良い
  → 礼儀・清潔感・丁寧さ。
  この3つは想像以上に影響が大きい。

2:レスポンスが速い
  → 信頼はスピードの中に宿る。
  早いだけで「できる」に見える。

3:小さな報告を丁寧に続ける
  → 月1の施報告、終了連絡。
  これだけで“記憶に残る”になる。

特に3つ目。
この“記憶に残る仕組み”を
持っているは強いです。

検索しない時代では、
記憶に残っているものが選ばれるんです。

逆に言うと、
どれだけホームページやSNSを頑張っても、
人の記憶に残らなければ選ばれません。

これからの地域密着ビジネスは、
“情報の勝負”ではなく
“関係の勝負”です。

検索がいらない世界では、
「以前に会ったことがある人」
「話した印象が良かった人」
「すぐ返事が返ってきた人」

こういう“人の温度”の部分が
選ばれるかどうかを決める軸になります。

だからこそ長に意識してほしいのは、
新しい集客技や広告以前に、

・人に覚えてもらう接点を増やす
・印象の良い対応を徹底する
・丁寧なコミュニケーションを積み重ねる

というベーシックな部分。

これが、
検索離れ時代では“最強の戦略”になります。

時代は変わっています。
情報が氾濫するほど、
人は“信頼できる人の声”に頼るようになります。

つまり、訪問マッサージは
ますます “人間力の価値が上がる仕事”
だということです。

今日も、
目の前の人との1つひとつの会話を
大切に積み重ねていきましょう。