こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、少し面白い…いや、
考えさせられる相談を受けました。
訪問マッサージ事業の開設についての
相談に来られたのは、
元・居酒屋経営者の方です。
その方はこう言いました。
「同じビルにチェーンの
居酒屋が入ったんですが、
そこ、ハイボール1杯50円なんです。」
一方で、その方の経営する居酒屋では、
ハイボール1杯500円。
味も、接客も、空間も、
決して負けているつもりはない。
それでも、お客さんは、
一杯50円の方へ流れていく。
「これは、正直きついですよね…」
そう言っておられました…。
これは居酒屋業界だけの
話ではありません。
もし、
訪問マッサージが
“自由価格”の業界だったら
どうなるでしょうか?
大手が採算度外視で、
・1回10円で30分のマッサージ
・赤字になっても問題ない
・その裏で別事業
(相続、葬儀、墓石など)で回収
こんなことをやり始めたら、
個人院は一瞬で吹き飛びます。
どれだけ真面目に、
どれだけ丁寧にやっていても、
価格競争になった瞬間に終わりです。
でも、訪問マッサージは違います。
訪問マッサージ・訪問鍼灸は、
国(厚労省)が料金を決めている業界です。
つまり、
・A院でも
・B院でも
・C先生でも
・FC店でも
・大手でも
・個人院でも
患者さんの自己負担額は変わりません。
「安いからここにする」
という選ばれ方が、起こりません。
これ、冷静に考えると
とんでもなく大きな強みです。
価格で殴り合う必要がない。
体力勝負をしなくていい。
資本力の差で潰されない。
じゃあ、
何で選ばれるのか?
答えはシンプルです。
・対応が早いか
・説明が分かりやすいか
・感じがいいか
・約束を守るか
・信頼できるか
つまり、「人」で
選ばれる業界だということです。
ハイボール50円の世界では、
どれだけ想いがあっても
価格の前では無力です。
でも、訪問マッサージは違います。
同じ料金だからこそ、
「どこに頼むか」で悩んだ時に、
最後に残るのは“人の印象”です。
・この先生なら安心できそう
・この院なら任せられそう
・話をちゃんと聞いてくれそう
ここで勝負が決まります。
これは、派手な広告や
テクニックの話ではありません。
むしろ、
当たり前のことを
当たり前にやれる院が、
長く生き残る業界です。
価格競争に巻き込まれない。
大手と同じ土俵で殴り合わなくていい。
この構造を持っている
訪問マッサージは、
実は、個人経営にとって
非常にフェアなビジネスです。
だからこそ、
「うちは小さいから…」
「大手が来たら終わり…」
そう考える必要はありません。
ハイボール50円の店と戦う必要はない。
あなたは、
あなたのやり方で、
あなたを必要としている人に
選ばれればいい。
この業界の本当の強さを、
改めて感じた出来事でした。








