この停滞感がたまらなくうっとうしい、と感じたら

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

10月は3連休が続きますが
いかがお過ごしでしたでしょうか?

訪問鍼灸マッサージの
治療院の場合、
祝日は営業されているところが
多いですよね。

日本の祝日は月曜日が多いので、
祝日を休みにしてしまうと
どうしても
月曜日の担当患者さんの
施術回数に影響が出てきます。

ひとり治療院の院長は、
祝日も関係ないという方も居ますが、
スタッフさんを雇っている院長は、
自分以外の施術者が祝日も
施術に入ってくれて、
患者さんの対応をしてくれるのは
ありがたいですよね。

以前に、このようにスタッフさんを雇用
(又は業務委託)しながら
訪問鍼灸マッサージ院の
組織展開論を学ぶ
講座を開いたことがあります。

訪問鍼灸マッサージは、
国家資格を
持っている先生であれば、
ひとりからスタートさせて、
とんとん拍子に
患者さんが増えて行き、
上場企業の部長さん以上の
収入を得ることも可能です。

自分の治療技術を
求めている人がいて、
自分の納得する治療が出来て、
自分の好きなような運営ができる、
社員がいないので、
寝坊だって出来るし、
海外に行きたくなったら
1週間休みを取ることだって出来る。

そんな好き勝手やっても
月収100万円が
確保できるのであれば
万事OKのような気になる。

しかし…ひとり治療院として
毎月安定して100万円くらいの
売上げが保持できるようになると、
一体どうなるか。

「月に100万?マイホームと
 ポルシェを買いたいです。」

「治療家として月100万
 稼げるようになるのが夢でした。」

「毎月100万あれば、
 銀座で美味しい寿司が
 腹いっぱい食べられます!」

このように夢を叶えたら
幸せな毎日が続くか・・・?

残念ながら、
そんなわけがないのです…。

この世は甘くはできていないのです。

人間というのは「快楽」に
慣れてしまう習性があります。

売上100万円が続いて、
幸せな気分でいられるのも
せいぜい数ヶ月程度です。

確実に、そう確実に
同じことの繰り返しをすることに
飽きが来てしまうのです…。

・毎月の報告書作成業務

・毎日の決まった通りの施術

・毎日の決まった通りの往診ルート

・毎月のニュースレター記事の作成

・毎月のレセコンソフトへの入力

・毎月、振り込まれる銀行口座の残高

毎日、毎月の繰り返しに
飽きが来てしまうのです。

このブログを読んでいる
向上心の高いあなたであれば
それは尚更当てはまる事でしょう。

売上ゼロから
100万まで急上昇した時の
劇的な毎日から、
毎月100万円が、
それほど苦労せずとも入ってくる生活に
飽きてしまうのです。

特に独立起業をするような野心を持った
鍼灸マッサージ師であれば
この停滞
たまらなくうっとうしいのです。

これは、
月100万円でも月500万でも
月1億円でも停滞(プラトー)状態は
非情にツライのです。

そうなると確実に
モチベーションが低下します。

開業当初は、
喉から手が出るほど欲しかった
新規患者さんからの依頼も、

「またかよ、、、
 もう新規は受け付けたくないよ…」

と思ってしまったり、

開業当初にケアマネさんからの
患者さん紹介は毎回毎回、
飛び跳ねて喜んでいたのに、

「またかよ、
 もう紹介してくれなくてもいいのに…」

と思ってしまうのです。

個人治療院の売り上げが
順調に上がるようになり、
あるいは
自分の目標をかなえてしまった後には、
多くの訪問鍼灸マッサージ師は、
このモチベーション低下の
時期を経験します。

でも、これは
ある意味チャンスなのです。

何がチャンスというかというと、

「人を雇って組織化しなさい」

という神様からのメッセージを
受け取ったチャンスなのです。

訪問鍼灸マッサージ院で、
「人を雇って組織化する」
ということを実行しようとすると
ものすごく大変な
イメージがあるかもしれません。

しかし、
訪問鍼灸マッサージ院の
経営には「技と術」があります。

一部の天才治療家や
飛び抜けた才能を持つ人だけが
訪問鍼灸マッサージ院の
経営に成功するわけではありません。

成功するための
正しい「技と術」を積み重ねる、
それだけで
間違いなく経営は成功します。

訪問鍼灸マッサージ院の経営は、
小中学校の勉強と違い、
カンニングもオッケーの世界です。

うまくやっている人から、
どんどん答えを
教えてもらえばいいのです。

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