奈良 or 大阪:開業エリアの決定要因とは?

こんにち
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

昨日から
大阪に来ていますが、
当協会でサポートに入っている
オーナー様から
オープンできたという
こんなメッセージが届きました。

今回大阪市内の
ご自宅(マンション)で
オープン出来ましたので、
極めて低コストで
オープンすることが出来ました。

3LDKのマンションの中の、

1つのお部屋を
施術室(6.6平米以上)、
玄関と廊下を
待合室(3.3平米以上)、

を確保して、そこに
ヨガマット(1000円)と
消毒エタノール(400円)を
を準備してのオープンでした。

もし、自宅に
上記の様なスペースがあれば
治療院の開設も出来ますので、
コストを掛けずに
開業したい場合お勧めです。

ただし、
住居用のマンションの場合
住居規約で商業利用が
禁止されていたりする場合も
ありますので、
事前にしっかりとご確認の上で
ご対応ください。

それで、こちらのオーナー様
最終的に大阪市内で
無事に開設できたのですが、
開設するまでに
開業場所について
色々とお悩みでした。

具体的に
知人のマッサージ師がいる
奈良県で開業するか、
自宅が使える
大阪市で開業するかを、
迷われていました。

オーナー様にとって立地について
今後の運営を左右する重要点なので、
悩みどころだと思います。

奈良県に知人の
マッサージ師がいるというの
とっても有利なのですが、
、無資格のオーナーとして
訪問治療院事業を
立ち上げていく場合に
もっとも重視すべき点

「施術者の採用がしやすいか?」

ということをお伝えしました。

まず、大阪奈良
専門学校の数が全く違います。

大阪 16校

関西医療大学
森ノ宮医療大学
東洋医療専門学校
明治東洋医学院専門学校△
関西医療学園専門学校
行岡鍼灸専門学校
大阪ハイテクノロジー専門学校
大阪医療技術学園専門学校△
森ノ宮医療学園専門学校
国際東洋医療鍼灸学院
履正社医療スポーツ専門学校
平成医療学園専門学校△
大阪医専
近畿医療専門学校
大阪府立大阪南視覚支援学校※晴眼者入学不可
大阪府立大阪北視覚支援学校

奈良 1校

奈良県立盲学校

また、ある年度の
国家試験合格者数でみると、

大阪
マッサージ師:74名
り灸師:427名

合計:501人

奈良
マッサージ師:2名
り灸師:1名


計:3名(※視覚障害あり)

と、
毎年の卒業生(免許取得者)の数が
全く違います。

毎年500名の免許取得者が
生まれる地域(大阪)でやるか、
毎年3名しか免許取得者が
生まれない地域(奈良)でやるか、
「採用しやすいエリアか?」
という視点に立つと一目瞭然です。

また、業務委託契約で
パートナーになってくれる
施術者を探す際にも、
既に地域で開業している
治療院の数を大阪奈良で比べると、
大阪の方が圧倒しています。

ただ、このブログをお読みの方の中に
どうしても自分が
生まれ育った田舎町で
困っている高齢者のために
訪問鍼灸マッサージ院を
やりたいんだという場合
その選択全然OKです!

ただし、絶対に
1人の施術者に依存するような
体制避けてください。

一人の施術者が
辞めてしまった場合
事業がストップしてしまいますので。

もし、訪問鍼灸マッサージ院を
開設する際に

「採用しやすいエリアか?」

という視点
必ず持っておいてください。