こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージの
施術を受ける患者さんは
高齢者が多いです。
僕たちの施術を受けて
下さっている
高齢者の方々は
日常生活の中で
どんな情報を
必要としているのかなぁって
考えた事ありますか?
なぜそう思ったかというと、
施術時の
コミュニケーションにも
活かせるのではないか
と考えたからです。
内閣府が行っている
「高齢社会対策に関する調査」において
令和3年度 高齢者の日常生活・
地域社会への参加に関する
調査結果の中に、
日常生活を
行う上で必要な情報は?
(もっと欲しい内容は?)
という質問がありました。
この調査は、
令和3年11月1日現在、
60歳以上となる
男女合わせて
約4,000人の方を
対象に実施され、
その回答されたものを
とりまとめたものらしいです。
その調査結果によると、
有効回答者数は
2,435人(複数回答可)の
回答ではありますが、
20%を超えるものとして、
1.健康づくり 29.7 %
2.年金 27.1 %
3.医療 22.9 %
4.趣味・スポーツ活動・旅行・
レジャー 20.8 %
といった項目が
あげられており、
3人から5人の内、
1人はこういった情報に
興味を持たれていることが
わかります。
なお、特にないという
回答者も28.1%いらしたそうです。
なお、男女別でみてみると、
健康づくりは男性30.4%・
女性29.1%とほとんど
差は無いのですが、それ以外の
項目については
どの項目も、男性の回答が
女性の回答を
5%以上
上回っているようです。
なるほど、、、
健康づくりに
関する話題はあった方が
良いのかなと思いました。
また、色々の
切り口の回答となっており、
回答者の状況
(未既婚・子供の有無・
現在の収入の有無・
住居形態・経済的・
健康状況・居住エリア)
によって回答内容は
変わってくるようです。
例えば、経済的にゆとりがあり、
特に心配ごとなく暮らして
いる方は「特にない」と
回答される傾向が高く、
健康状態が
良い方については
「趣味、スポーツ活動、
旅行、レジャー」や
「教養講座の受講などの
学習活動、文化的な催し物」
といった情報に興味が
多かったり、逆に健康状態が
良くない方は
「年金」や「医療」の
情報を知りたいと
思っておられるようです。
高齢者の方々の
置かれている状況の
リサーチも大切です。
行政の調査による
取りまとめなので、
少し古かったりもしますが
話題を考えるときの豆知識として
知っていただいても
いいのかなと思いました。
また、色々なところから
情報を得られていますが、
その情報に対する
不満な点として、
有効回答者数は357人
(複数回答可)では
ありますが、
以下の内容が3割を
超える意見と
なっていました。
1.どの情報が
信頼できるか
わからない 52.7 %
2.情報の内容が
わかりにくい 47.1 %
3.どこから情報を
得たら良いかわからない
40.3 %
4.字が小さくて読めない
33.3 %
ご高齢の方へ
お渡しするものは、
字が小さいと良くないと
いうことですね。
気をつけなけれ
ばいけません ^^;
【出典】
令和3年度 高齢者の
日常生活・地域社会への
参加に関する調査結果
(内閣府)