こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたの周りに、
視覚障害をお持ちの
鍼灸マッサージさんっていますか?
メルマガ読者の先生から
こんな質問を頂きましたので
シェアさせて頂きます。
—– Original Message —–
藤井先生
私は重度の視覚障害者の
マッサージ師です。
妻は健常者で、現在は近所の
ドラッグストアのパートに
出てくれています。
(平日の9~17時まで)
訪問マッサージ店へ
務めることも考えましたが
求人票をみて視覚障害者の
給料のあまりの安さに
ビックリしてしまいました…。
私の希望としては、
妻に手伝ってもらいながら
地域で訪問マッサージを
始めたく考えています。
こんな私でも
本当にうまくいくかどうか、
かなりの不安を感じていますが
いかがでしょうか?
栃木県 Y.K
—— End of Message ——
Y先生
ご質問ありがとうございます。
最近は、視覚障害者の
あん摩マッサージ指圧師から、
「訪問マッサージ事業で
独立開業したい」という
ご相談依頼も増えてきてます。
今までは、視覚障害者の
あん摩マッサージ指圧師
からご相談依頼は月に
1件程度しかありませんでしたが、
最近に入って増えてきた傾向にあります。
視覚障害者の
あん摩マッサージ指圧師の
訪問マッサージ事業の
独立開業の依頼が
急増している要因としては
以下の点が上げられます。
1
『訪問マッサージ』という
言葉が、テレビ、新聞、雑誌などの
メディアで頻繁に
取り上げられるようになり、
「自分が保持している国家資格を
最大限活かして、
リスクなく独立開業していく」
という考えが業界内で
浸透してきた
2
訪問マッサージの現場では、
車の運転、レセプト事務など
視覚障害者の
あん摩マッサージ指圧師にとって
高いハードルとなる部分が多いが、
全てマッサージ師一人で行うのではなく、
ドライバー等のパートナーと
二人三脚で事業をやろうという意識が
3
脳卒中などで四肢に障害を負い、
「これから生きていても
しょうがない、死にたい」
という後ろ向きな発言が
多い患者様に対して、
視覚障害を持つ立場の
一人の人間として精神的な
ケアもしていきたいという
使命感を持つ方が増えてきたため。
ちなみに、日本訪問マッサージ協会へ
視覚障害者のあん摩マッサージ指圧師の
ご相談内容で、特に多いものは、
『訪問マッサージ事業を
支援してくれる
良いパートナーが欲しい』
『視覚障害者でも扱える
レセプト請求ソフトは無いか』
『国家資格を持った
あん摩マッサージ指圧師として
プライドを持っ
となっております。
視覚障害者の
あん摩マッサージ指圧師が
社会進出していく為の
キッカケとして、
訪問マッサージ事業で
独立したいという方は
今後も増え続けていくことと
考えられます。
視覚障害を
お持ちのマッサージ師さんが
1人で全てをやるのは
不可能ですが、
サポートする方がいれば
訪問マッサージをすることも
可能です。
訪問マッサージを始めるなら、
奥様にお願いして
一緒に営業や訪問治療に
回っていただくといいと思います。
そして、施術者とサポートスタッフに
責任をもって施術するということを
ケアマネさんや
患者様などにアピールしてください。
雇われの身で施術するのと、
自分で開業した
立場で施術するのでは、
成長度が変わってきますので、
どんどん自分で
チャレンジしてみた方がいいです。