こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
暖かい季節になると
台風が発生しやすくなりますよね。
台風が過ぎた後は
まっさらな晴天となります。
子どもの頃は
「台風一過」を
「台風一家」だと思っていて、
台風はいつも家族でやってきて、
台風6号がお父さん、
7号がお母さん、
8号がお姉ちゃん……?
なんて思っていました…笑
さて、突然ですが
台風が直撃したときの
訪問マッサージ・訪問鍼灸の
往診治療はどうすればいいのか?
ということですが
選択肢としては、
1:台風関係なしで行く
2:台風のため、お休みする
3:台風のため、日程を振り返る
といった、
選択肢があると思います。
個人開業の先生で、
1円でも多く稼ぎたい場合は、
1番の台風なんて関係なしで往診治療に
行く方もいらっしゃると思いますが、
通常は、往診治療をお休みするか
日程を振り返るかなどの
対応になります。
よく、訪問マッサージの
仕事をしていると、
台風や大地震でも施術を休めないとか、
家族よりも仕事優先、
自分の体よりも
患者さん優先と考える方がいますが、
それはちょっと違うと思います。
巨大な台風が直撃しているときに
自転車やスクーターでの
往診はとても危険だし、
ビショビショの状態で患者さんの
ご自宅に伺うのも逆に迷惑を掛けて
しまうこともあります。
僕も訪問マッサージを始めて約10年経って、
その期間には、
何度も台風で大変な思いをしました。
開業当時は、台風の時も
施術を休んでは行けないと思って、
雨合羽を羽織って自転車で往診したり
タクシーを拾って
往診したりしていましたが、
現在は、そんな無理はしていません。
以前、戦後最大級の
台風が東京に近づいた時が
あったのですが、
その日の暴風は尋常ではなく、
とても雨合羽で対応できる状況では
ありませんでした。
それで、その日予定していた患者さんに、
「本日は台風の影響で
移動に危険があるため、
本日の訪問治療は中止させていただきます」
と、電話で連絡をしたところ、
「無理しなくていいですからね!」と
言っていただきましたし、
このあたりは、
患者さんやご家族も理解してくれます。
また、台風や地震などの災害時以外でも、
自分が風邪やインフルエンザで
高熱が出てしまった場合や、
家族やお子さんが風邪で寝込んでしまい
看病する必要がある日なども、患者さんに、
その事情を伝えると理解してくれます。
時々、訪問マッサージのブラック企業では、
・台風なんて関係ないから
往診して稼いで来い!
・風邪引くなんて自己管理の甘さだ。
黙って往診してこい!
などというところもあるようですが、
それは、会社の環境が劣悪で
スタッフや患者さんのことを
考えていないだけです。
普通の訪問マッサージ会社では
そういったことは
ほとんど無いと思いますが、
自分の身の安全や家族よりも、
売上を優先しなければ
いけないような風土になっている
ブラック訪問マッサージ会社には
入らないことです。
訪問マッサージ・鍼灸をする施術者が
安全に往診できて、
心身ともにリラックスした状態で
健康であることが、患者さんにとっても
プラスになるはずですから。