狂気とは即ち…

暗闇

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

3月は大企業は決算時期になりますが、
今年は、消費税増とコロナの影響で
下方修正するところが増えているみたいですね。

これからは、大企業も含めて
倒産、早期退職などもリアルに
増えていくでしょう・・・。

この時期は、40歳前後で会社を退職して、
新たな道として、訪問鍼灸マッサージという
分野での独立起業を考えている人からの
相談が増えてきています。

おそらく大企業が兼業解禁の
流れにあることや、在宅ワークや
時間裁量性などの変化も背景に
あると思います。

かつて、サラリーマンといえば
「安定の象徴」と言われたものでしたが、
今やそれも過去のものになってしまったようです。

ただ、今までは安定して
月収40万円の給料と
夏と冬にはボーナスが支給されていましたが
それが無くなってしまい、
ゼロからのスタートとなると、
「将来に対して不安を感じる」部分も大きいと思います。

なぜ、
「将来に対して不安を感じる」かというと
自分の未来が見えないからです。

でも、自分の未来が見えないってことは
反面「期待」もあると思うんですよね^^

実は、「先が見える」ことのほうが、
見えない以上に不安なものです。

例えば、サラリーマンとして会社に新卒入社し、
最初は社会の常識や仕事の内容など
右も左も分からないような状況で、
最初は追いつくのに必死になります。

しかし、10年、20年と経過すると
仕事にも余裕が出てきて、
周囲が見えるようになります。

サラリーマンを20年経験して
42歳になっていた場合、

「10年後、自分が52歳になるとこの上司みたいな感じかな…」

「多分、年収はこれくらいだな。娘の教育費払えるかな…」

といったことが見えてきます。

自分の将来をそのモデルとなる人と重ね合わせた時に、
ある意味、未来はすでに見えているワケです。

もちろん、自分自身の努力次第で
未来は切り開いていけますので、
「自分が必ずしもそうなるとは限らない」
ということもあり得るでしょう。

けれど、同じ会社に勤めて
同じ人事制度、同じキャリア制度の中で
今いる道を歩き続けていれば、
いずれそれは現実のものとなる
可能性が極めて高いでしょう。

「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」

という名言があるように、
もし、心の底から「自分はそうはなりたくない」と思うのであれば、
違う道を行くしかありません。

僕が現在、こうして独立起業を果たすことができたのも、
意図的に歩いている道を変更したからです。

独立起業して15年以上経過しましたが、
今も、自分の将来はわかりません^^

そもそも、大企業ではありませんので、
10年後、20年後を予想するのは困難です。

けれど、10年後、20年後が見えないからこそ、
明るい未来にするために試行錯誤して
色々な施策を打ったりしています。

だから、未来が見えないから不安というよりも、
見えない未来にワクワクしています^^

「先が見えない」ということは、
裏を返せば「それだけ可能性がある」
っていうことですからね。