こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
コロナの影響で有料老人ホーム等の
介護施設では、外部の業者さんの入館を
一切シャットアウトするという対応を
されている所も多いと思います。
これによって、コロナ前までは
定期的に訪問治療を行っていた患者さんの
施術が出来なくなってしまい
お身体の状況を心配している施術者さんも
多いことでしょう。
しかし、このような状況は良くない!
入居者が希望している、もしくは入居者に
必要な訪問治療は受け入れるべきだ!
という厚労省方の通達が出ております。
https://www.mhlw.go.jp/content/000668354.pdf
これによって、当協会でも関与している
介護施設様では徐々に患者様の訪問治療の
再開しだしており、おそらく10月以降は
全国的にも再開する所が増えてくるのでは
ないかと思います。
このタイミングで、介護施設に入居している
患者様を新規開拓したいとお考えの方も多い
と思います。
ただ、有料老人ホーム、特養などに営業に
行ってもご新規の場合はあまり反応は良く
ありません。
よくあるケースが、ホームに来る前からの
マッサージ師さんが継続で来られている、
すでに契約している業者がある、等々。
介護施設には既にマッサージ師や
鍼灸師が入っているケースが多く、
施設側としても、新参者を入れるメリット
がないとなかなか入り込めないことが多い
です。
施設側としても新参者に施設内のルール
などをゼロから説明するよりも、取引が
あって対応になれている治療院さんに話を
振った方が早いですからね。
しかし、施設側にメリットがあれば話は別
です。新参者でも介護施設に入り込むことは
可能です。
当協会の会員様の事例を紹介しますと、、、
施設に入居されている方で多い疾患の1つで
ある「大腿骨頚部骨折後遺症」
に注目して、アプローチされたケース
です。
介護施設では、高齢者や障害をお持ちの方
が多く施設内で転倒して骨折される方の割
合が多いです。
骨折してしまったら、病院で手術をして
しばらく入院生活を送って施設に戻って
きます。
手術と入院をした高齢者の
筋力は弱って、以前のようなスムーズな
歩行が出来ない状況になっていることが
多いです。
そこで、
「当院は、大腿骨頚部骨折後遺症の
機能訓練(リハビリ)ができます。
施設内での歩行練習、車いすからの
立ち上がり練習なども出来ます。
お困りの方がいらっしゃったらご相談ください」
というアプローチで入って行って
新規患者を続々と獲得したという
事例がありました。
その他にも介護施設の運営者にも
メリットがある提案をしてあげる必要が
あります。
施設側のお悩みの1つが、
レクレーションのネタ不足です。
介護スタッフは、毎日毎日入居者さんが
飽きないように歌、ダンス、楽器、動揺、
知能ドリルなどのネタを探して、提供しなく
てはなりません。
そのネタの1つとして、
「入居者様が自分で出来る!コロナウィルス
予防のツボ押し体操」
が、できますよと提案して介護施設に
入り込まれた方もいらっしゃいました。
ツボ押し体操で施設に入り込んで、
「おひとりで行う体操だと、どうしても
背中などの大事なツボに届かない場合
等は、プロのマッサージ師がお手伝い
することも出来ますよ!」
といって、訪問マッサージの顧客開拓に
繋げるという手法で新規顧客を増やして
いくのです。
また、貴施設の売りとして、入居者様が
ご病気やけがで入院されても、機能訓練
の対応が可能であるため、退院後の
リハビリ体制も整っていますというメリット
がありますというアピールで新規開拓に繋げ
ていったという事例もありました。
介護施設も徐々にですがコロナ解禁の
動きが出ています。
今年の3月から9月末まで、約半年間ほど
コロナの影響で介護施設の患者さんの
施術が出来なかった中でもニュース
レターやお手紙などで患者さんとの関係性を
構築していたところは解禁後もすんなり施術
を継続できるでしょう。
しかし、コロナ期間中、
介護施設の患者さんを放置していた
場合は、患者さんの心が離れてしまっている
場合もあります。
そんな怠け者の治療院が対応していた
介護施設であれば、10月以降は
新参者として入れる可能性もありますので
チャレンジしてみて下さい^^