こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
ゴルフの松山選手が、
マスターズを制覇という事で
大きく盛り上がっています。
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—– Original Message —–
【松山が快挙
マスターズ日本人33人、
のべ132度目挑戦で初優勝】
マスターズにはこれまで33人の
日本人選手が出場し、
今年の松山が、のべ132度目の挑戦で
初めてグリーンジャケットを手にした。
初出場は1936年の第3回大会、
陳清水(当時台湾籍)と戸田藤一郎で、
それぞれ20位と29位だった。
初めてトップ10入りしたのは
1973年、尾崎将司の8位。
今年松山が優勝するまでは、
2001年の伊沢利光、
09年の片山晋呉が
4位に入ったのが最高だった。
(Yahoo!ニュースより)
—— End of Message ——
松山選手が日本人で初めて
マスターズを勝ちました^^
今まで、33人(のべ132回)が
挑戦しては
跳ね返されてきた壁を突破しました。
おそらく、今後も
ゴルフのメジャー大会で
日本人で優勝する選手も
出てくるでしょう。
このように、今まで絶対に
乗り越えられないと思っていた壁を
自分の身近な人が突破するのを見ると
なぜかそれに引っ張られるように
自分も乗り越えてしまう、
というような現象が良く起こります。
例えば、陸上の男子100メートル。
日本人で10秒を突破するのは
大きな壁がありましたが、
桐生祥秀選手が2017年に
突破しました。(9秒98)
日本人選手にとっての大きな壁であった
「9秒台」を突破する為に
19年の年月が掛かったので
当時はとても大きな話題になりました。
(※それまでの日本記録は
1998年の伊東浩司選手の10秒00)
この9秒台を突破したことで、
他の選手たちも9秒台を
出してきました。
9.97 サニブラウン・A・ハキーム選手(2019年)
9.98 小池 祐貴選手(2019年)
この他にも追い風参考記録ながら
9秒台を出している選手は
何人もいます。
おそらく今後も、
9秒台で走る選手は出てくるでしょう。
この背景にあるのは、
「アイツが出来るなら、
俺も出来る」
「アイツが頑張っているなら、
俺はもっと頑張ろう」
という意識や能力の高い集団の中に
身を置くことで、切磋琢磨し
お互いを高めあったところにあります。
1人で何かをやろうとするよりも、
競い合いや切磋琢磨する仲間がいた方が
モチベーションも上がるし、
やる気も持続しやすいのです。
こういう効果を専門用語で
「ピア効果」と言います。
自分一人で頑張るよりは、
目に見えるところに
頑張っている競争相手がいることで、
ピア効果が働き、自分も
頑張ろうという意識が自然と強くなります。
しかし、競争相手のレベルによって
ピア効果の大きさは変わってきます。
例えば、相手のレベルが自分と比べて
高すぎる場合、
どう頑張っても相手には敵わないから、
と力を出し切ることを
諦めてしまうということが
起こり得ます。
100m競技の場合、
9.97 サニブラウン・A・ハキーム選手
9.98 小池 祐貴選手
9.98 桐生 祥秀選手
の中に全盛期の
ウサイン・ボルト(世界記録9秒58)
がいたら、ちょっとレベルが違い過ぎて
戦う前から諦めてしまいます。
逆に、相手のレベルが
自分よりも低い場合には、
本気を出さなくても勝てる、
と手を抜いてしまうのです。
よって、ピア効果が
発揮されるためには、
競争相手は互いに油断したら
負けるくらいのレベルの人が
望ましいことになります。
だいたい同じレベルの相手であれば、
ピア効果が存分に発揮されやすく、
切磋琢磨して能力を高めていくことが
できるでしょう。
このピア効果を、
訪問マッサージ・訪問鍼灸の経営に
応用するには
どうしたら良いでしょうか?
自分と同レベルで
意識の高い仲間だけを
集めるのって
意外と難しいと思います。
なので、大事なのは
同じ目的をもっていること。
そしてお互いが刺激し合える
環境で学ぶこと。
1人で治療院の中で
DVD教材をみて黙々と学ぶよりは
スタバのようなカフェに集まって
ワイワイやりながら学ぶ方が
相乗効果が生まれやすいです。
意識が高い先生と集まって
地域で勉強会を開くというのは
「お互いに教え合う学び方」が
出来て、お互いの良い所を
引き出すことが出来るので
とても良い手法だと思います。
一人で黙々とというスタイルから
抜け出して、意識が高い人と
集まってワイワイしながら
成長していける環境に身を置くことを
意識するといいですね。