こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今週からお盆休みに入る方も
多いかもしれません。
このブログについては、
僕の気分次第でお盆休暇中も
書いていこうと思います。
当協会ではメルマガ配信を
行なっているのですが、
そんな中で、メルマガ配信に
ご登録いただいた先生から、
「もちろん組織化して
いきたいのですが、
よい施術者が
採用できないんですよ…。」
というお悩み相談を頂きました。
色々とお話を聞いてみると、
面接のときは、
「在宅治療も営業も
マーケティングも、
レセプト請求も、
何でもできる!」って言うので
期待して採用したところ、
全然使えなくて…。
とのこと。
でも、普通に考えてみると、
施術、営業、集客、事務と
何でもできる人は
雇われずに自分で開業しています。
何かしらの部分が欠けているから、
採用面接に来るわけです。
ただ、面接を受ける施術者としては、
採用してもらいたいから
何でもできると思われたい
と、いうのもよくわかります。
施術以外の部分においても、
何でもできると言ったほうが
有利に働く場合も
あるのかもしれないですから。
また、自信満々にも見えたりするので、
「じゃあ、色々なことを
任せてみよう」
とも、思ってしまうかもしれません。
採用面接においては、
院長のあなたが
「こんな施術者がほしい」
と、思うような人を
採用したつもりでも
実際に働いてもらったら違った…、
なんてことは
日常茶飯事的に起こります。
でも、そんな施術者を採用したら
院全体への損失が大きくなったり、
周りのスタッフに
悪影響になる可能性もあります。
採用にかけたコストだって
バカになりません。
今、訪問治療の業界だと
よい施術者(国家資格保持)を
一般の求人媒体などから
採用しようと思ったら
30万~50万程度のコストは
覚悟しなければなりません。
ヒト(施術者)そのものが
商品になるのが訪問治療なので、
それなりの先行投資できる
資金繰りも院長としては
必要な要素となってきます。
「採用の失敗は
教育では取り戻せない」
という格言があるように、
ここで間違えてしまうと
後から後悔してしまいます。
あなたが思うような人でなければ
頭を悩ますことも多くなるでしょう。
そうならないためにも、
採用する時点で
ある程度、どのような施術者
なのかを見極められると
いいですね。
それにはまず、
院長のあなたが望む
人材はどのような人なのか?
どのような施術者が
自分の治療院に必要な
人材になるのか?
というのを
明確にする必要があります。
世の中の、多くの院長は、
良い施術者が
ほしいと思います。
でも、「良い施術者の定義は?」
と聞かれて即答できるだろうか?
・施術以外に、営業も
事務処理も出来る人が良いのか?
・脳梗塞の患者さんの在宅施術を
述べ1万回行った人が良いのか?
・とにかく明るくて在宅介護の
現場を笑顔に出来る人が良いのか?
・無口だけど誠実に
施術を行う人が良いのか?
あなたにとっての
良い施術者というのは
一体、どういう人なのか?
というのを、
明文化する必要があります。
例えば、既に院内に、
エース施術者のような人材がいて、
「この先生は、良い人だなぁ」
「この先生だったら、
自分の親の施術も任せたいなぁ」
と、思うような人がいれば
その人たちの特徴を
書き出してみましょう。
複数人いる場合は、
共通する部分が
見えてくるはずです。
採用で失敗しないためにも、
あなたが望む人材を
手に入れるためにも
まずは、どのような人が
あなたの治療院に合っているのかを
明文化してみてください。